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2018年5月16日水曜日

大天使(だいてんし)聖(せい)ミカエルのチャプレット

大天使(だいてんし)聖(せい)ミカエルのチャプレット

敬虔(けいけん)な天主(てんしゅ)のしもべ、アントニア・ダストナク(Antonia D'Astonac)が聖(せい)ミカエル(Mikael)の御出現(ごしゅつげん)を受けて(うけて)与(あた)えられたチャプレット。
毎日(まいにち)この9つの級(きゅう)の天使(てんし)への祈(いの)りを全て(すべて)唱(とな)える人々に聖(せい)ミカエルは次(つぎ)の約束(やくそく)をされた。
・御聖体(ごせいたい)を拝領(はいりょう)する時(とき)に、9つの中(なか)の各級(かくきゅう)の任務(にんむ)を与(あた)えられた天使(てんし)がそれぞれ、その人が祭壇(さいだん)に進(すす)む時(とき)に付(つ)き添(そ)うでしょう。
・その人(ひと)が生(い)きている間中(あいだじゅう)援助(えんじょ)をし、死後(しご)も、煉獄(れんごく)の苦(くる)しみからその人(ひと)及び(および)その人(ひと)の親族(しんぞく)の魂(たましい)を救出するでしょう。
 https://t.co/h57R1t3end
<聖(せい)ミカエル(Mikael)のチャプレット>

このチャプレットは聖(せい)ミカエルのメダイと、4つの小珠(こだま)、環状部分(かんじょうぶぶん)は一連(いちれん)の1つの大珠(おおだま)と3つの小珠(こだま)からなる九連(きゅうれん)によって
構成(こうせい)されています。
もし専用(せんよう)のチャプレットをお持(も)ちでなければ一般(いっぱん)のロザリオを数(かず)を調節(ちょうせつ)しながら用(もち)いられて構(かま)わないと思(おも)います。
はじめに(メダイにおいて)祈(いの)ります。
「天主(てんしゅ)よ、我(わ)が助(たす)けに御心(みこころ)を傾(かたむ)け給(たま)え。」「主(しゅ)よ、我(わ)が助(たす)けに急(いそ)ぎ給(たま)え。」 「栄唱(えいしょう)」1回(かい)。
 
第一(だいいち)の大珠(だいじゅ)(中心(ちゅうしん)のメダイ)にて祈(いの)ります。
「天使(てんし)の第一級(だいいっきゅう)なる熾天使(してんし)を賛美(さんび)し奉(たてまつ)らん。願(ねが)わくは天主(てんしゅ)が我ら(われら)を、聖(せい)ミカエル及(およ)び熾天使(してんし)の御取次ぎ(おんとりつぎ)によりて、
完全(かんぜん)なる愛(あい)の火(ひ)もて燃(も)やさるるに適(てき)わしき者(もの)たらしめ給(たま)わんことを。 アーメン。」 「主祷文(しゅとうぶん)」1回(いっかい)。
続(つづ)いて3つの小珠(こだま)にて「天使祝詞(てんししゅくし)」3回(かい)唱(とな)えます。
 
第二(だいに)の大珠(だいじゅ)にて祈(いの)ります。
「天使(てんし)の第二級(だいにきゅう)なる智天使(ちてんし)を賛美(さんび)し奉(たてまつ)らん。願(ねが)わくは天主(てんしゅ)が我(われ)らを、聖(せい)ミカエル及(およ)び智天使(ちてんし)の御取次(おんとりつ)ぎによりて、
我(われ)らが罪(つみ)より離(はな)れ、キリスト教的(きょうてき)完徳(かんとく)の道(みち)に熱心(ねっしん)に進歩(しんぽ)する恵み(めぐみ)を与(あた)え給(たま)え。アーメン。」 「主祷文(しゅとうぶん)」1回(いっかい)。
続(つづ)いて3つの小珠(こだま)にて「天使祝詞(てんししゅくし)」3回(かい)唱(とな)えます。

第三(だいさん)の大珠(おおだま)にて祈(いの)ります。

「天使(てんし)の第三級(だいさんきゅう)なる座天使(ざてんし)を賛美(さんび)し奉(たてまつ)らん。願(ねが)わくは天主(てんしゅ)が我(われ)らを、聖(せい)ミカエル及(およ)び座天使(ざてんし)の御取次(おんとりつ)ぎによりて、
我(われ)らの心(こころ)に真実(しんじつ)なる謙遜(けんそん)の精神(せいしん)を注(そそ)ぎ給(たま)わんことを。 アーメン。 」「主祷文(しゅとうぶん)」1回(いっかい)。
続(つづ)いて3つの小珠(こだま)にて「天使祝詞(てんししゅくし)」を3回(かい)唱(とな)えます。

第四(だいよん)の大珠(おおだま)にて祈(いの)ります。
「天使(てんし)の第四級(だいよんきゅう)なる主天使(しゅてんし)を賛美(さんび)し奉(たてまつ)らん。願(ねが)わくは天主(てんしゅ)が我(われ)らを、聖(せい)ミカエル及(およ)び主天使(しゅてんし)の御取次(おんとりつ)ぎによりて、
我(われ)らの五官(ごかん)を抑制(よくせい)し、堕落(だらく)せる情欲(じょうよく)を制(せい)するの恵(めぐ)みを与(あた)え給(たま)わんことを。 アーメン。」 「主祷文(しゅとうぶん)」1回(かい)。
続(つづ)いて3つの小珠(こだま)にて「天使祝詞(てんししゅくし)」3回(かい)唱(とな)えます。

第五(だいご)の大珠(おおだま)にて祈(いの)ります。
「天使(てんし)の第五級(だいごきゅう)なる能天使(のうてんし)を賛美(さんび)し奉(たてまつ)らん。願(ねが)わくは天主(てんしゅ)が我(われ)らを、聖(せい)ミカエル及(およ)び能天使(のうてんし)の御取次(おんとりつ)ぎによりて、
我(われ)らの霊魂(れいこん)を悪魔(あくま)とその謀計(ぼうけい)とその誘(さそ)いより守(まも)り給(たま)わんことを。 アーメン。」 「主祷文(しゅとうぶん)」1回(かい)。
続(つづ)いて3つの小珠(こだま)にて「天使祝詞(てんししゅくし)」3回(かい)唱(とな)えます。

第六(だいろく)の大珠(おおだま)にて祈(いの)ります。
「天使(てんし)の第六級(だいろっきゅう)なる力天使(りきてんし)を賛美(さんび)し奉(たてまつ)らん。願(ねが)わくは天主(てんしゅ)が我(われ)らを、聖(せい)ミカエル及(およ)び力天使(りきてんし)御取次(おんとりつ)ぎによりて、
我(われ)らが誘惑(ゆうわく)に陥(おちい)るを許(ゆる)し給(たも)うことなく却(かえ)ってすべての悪(あく)より救(すく)い給(たま)わんことを。 アーメン。 」「主祷文(しゅとうぶん)」1回(かい)。
続(つづ)いて3つの小珠(こだま)にて「天使祝詞(てんししゅくし)」3回(かい)唱(とな)えます。

第七(だいなな)の大珠(おおだま)にて祈(いの)ります。
「天使(てんし)の第七級(だいななきゅう)なる権天使(けんてんし)を賛美(さんび)し奉(たてまつ)らん。願(ねが)わくは天主(てんしゅ)が我(われ)らを、聖(せい)ミカエル及(およ)び権天使(けんてんし)の御取次(おんとりつ)ぎによりて、
我(われ)らの霊魂(れいこん)を真(しん)の従順(じゅうじゅん)の精神(せいしん)もて満(み)ち給(たま)わんことを。 アーメン。」「主祷文(しゅとうぶん)」1回(かい)。
続(つづ)いて3つの小珠(こだま)にて「天使祝詞(てんししゅくし)」3回(かい)唱(とな)えます。

第八(だいはち)の大珠(おおだま)にて祈(いの)ります。
「天使(てんし)の第八級(だいはっきゅう)なる大天使(だいてんし)を賛美(さんび)し奉(たてまつ)らん。願(ねが)わくは天主(てんしゅ)が我(われ)らを、聖(せい)ミカエル及(およ)び大天使(だいてんし)の御取次(おんとりつ)ぎによりて、
我(われ)らに信仰(しんこう)と善徳(ぜんとく)における堅忍(かんにん)の恵(めぐ)みを与え、天主(てんしゅ)の光栄(こうえい)に至(いた)らしめんことを。 アーメン。」 「主祷文(しゅとうぶん)」1回(かい)。
続(つづ)いて3つの小珠(こだま)にて「天使祝詞(てんししゅくし)」3回(かい)唱(とな)えます。

第九(だいく)の大珠(おおだま)にて祈(いの)ります。
「天使(てんし)の第九級(だいきゅうきゅう)なる天使(てんき)を賛美(さんび)し奉(たてまつ)らん。願(ねが)わくは天主(てんしゅ)が我(われ)らを、聖(せい)ミカエル及(およ)び天使(てんし)の御取次(おんとりつ)ぎによりて、
我(われ)らがこの世(よ)において天使(てんし)に守(まも)られ、死後(しご)、永遠(えいえん)の光栄(こうえい)に導(みちび)かるる恵(めぐ)みを与(あた)え給(たま)わんことを。 アーメン。」「主祷文(しゅとうぶん)」1回(かい)。
続(つづ)いて3つの小珠(こだま)にて「天使祝詞(てんししゅくし)」3回(かい)唱(とな)えます。
 
環状(かんじょう)の外(そと)の小珠(こだま)に戻(もど)り、各小珠(かくこだま)にて意向(いこう)をもって祈願(きがん)と「主祷文(しゅとうぶん)」を唱(とな)えます。
「聖(せい)ミカエルに祈(いの)らん。聖(せい)ミカエルよ、我御身(われおんみ)に臨終(りんじゅう)を委(ゆだ)ね奉(たてまつ)る。願(ねが)わくは、その時(とき)悪魔(あくま)が我(われ)らを攻(せ)め、
我(わ)が霊魂(れいこん)を害(がい)すことなからんため、彼(か)を克服(こくふく)し給(たま)え。」 「主祷文(しゅとうぶん)」を聖(せい)ミカエルに光栄(こうえい)を帰(き)するために1回(かい)唱(とな)えます。
 
「聖(せい)ガブリエルに祈(いの)らん。聖(せい)ガブリエルよ、願(ねが)わくは我(われ)に天主(てんしゅ)より、活(い)ける信仰、強(つよ)き希望(きぼう)、熱烈(ねつれつ)なる愛(あい)、並(なら)びに聖体(せいたい)に対(たい)する信心(しんじん)を
乞(こ)い求(もと)め給(たま)え。」「主祷文(しゅとうぶん)」を聖(せい)ガブリエルに光栄(こうえい)を帰(き)するために1回(かい)唱(とな)えます。
 
「聖(せい)ラファエルに祈(いの)らん。聖(せい)ラファエルよ、我(われ)らをして常(つね)に完徳(かんとく)の正(ただ)しき道(みち)を進(すす)ましめ給(たま)え。」 
「主祷文(しゅとうぶん)」を聖(せい)ラファエルに光栄(こうえい)を帰(き)すふために1回(かい)唱(とな)えます。
 
「聖(せい)なる守護(しゅご)の天使(てんし)に祈(いの)らん。聖(せい)なる守護(しゅご)の天使(てんし)よ、我(われ)に聖霊(せいれい)より潔白(けっぱく)なる心(こころ)、聖(せい)なる召出(めしだ)しにおける堅忍(かんにん)とを切願(せつがん)し給(たま)え。」
「主祷文(しゅとうぶん)」を守護(しゅご)の天使(てんし)に光栄(こうえい)を帰(き)するために1回(かい)唱(とな)えます。

このチャプレットのしめくくりに次(つぎ)の祈願(きがん)を唱(とな)えます。
「ああ、天軍(てんぐん)の総帥(そうすい)にして指揮者(しきしゃ)なる、いと栄(さか)えある聖(せい)ミカエルよ、御身(おんみ)は霊魂(れいこん)を守(まも)り、悪(あ)しき霊(れい)を克服(こくふく)し、
天主(てんしゅ)の聖殿(せいでん)に住(す)み給(たも)う御者(おんしゃ)、イエズスにつぎて、我(われ)らを導(みちび)き給(たも)う御者(おんじゃ)にして、人力(じんりき)を超(こ)ゆる力(ちから)を完全(かんぜん)に恵(めぐ)まれ給(たま)いたれば、
願(ねが)わくは信頼(しんらい)に充(み)ちて御身(おんみ)によりてすがる我(われ)らを、すべての悪(あく)より救(すく)い、類(るい)なき御身(おんみ)の御保護(おんほご)によりて、我(われ)らの天主(てんしゅ)への忠実(ちゅうじつ)なる奉仕(ほうし)において、日毎(ひごと)に進(すす)ましめ給(たま)わんことを。
ああ、イエズス・キリストの聖会(せいかい)の総帥(そうすい)なる聖(せい)ミカエルよ、我(われ)らのために祈(いの)り給(たま)え。キリストの御約束(おんやくそく)に我(われ)らをかなわしめ給(たま)え。」

祈願(きがん)
「全能永遠(ぜんのうえいえん)の天主(てんしゅ)、御身(おんみ)は妙(みょう)なる御慈悲(おんじひ)と御憐(おんあわ)れみとによりて、人類(じんるい)の救(すく)いのために、栄(さか)えある大天使(だいてんし)聖(せい)ミカエルを聖会(せいかい)の総帥(そうすい)に選(えら)び給(たま)いたれば、いつくしみ深(ふか)き御保護(おんほご)によりて、我(われ)らが臨終(りんじゅう)に当(あ)たり、我(われ)らを攻(せ)むるすべての敵(てき)より守(まも)られ、聖(せい)ミカエルによりて、神聖(しんせい)なる御稜威(ごりょうい)の御前(おんまえ)に至(いた)らしめんことを、我(われ)らの主(しゅ)、イエズス・キリストによりて。 アーメン。」

2018年4月12日木曜日

聖(せい)ロザリオの祈(いの)り


聖(せい)ロザリオ(Rosario)の祈(いの)り  prayer.sunnyday.jp
 

聖(せい)ロザリオ(Rosario)の祈(いの)りとは……
 聖(せい)ロザリオの祈(いの)りとは、「アヴェ・マリアの祈(いの)り(天使(てんし)祝詞(のりと))」を数(かぞ)えながら、福音書(ふくいんしょ)の中(なか)に記(しる)されているキリスト(Kristo)の主(おも)な出来事(できごと)を黙想(もくそう)していくお祈(いの)りです。
 玉(たま)で数(かぞ)えていくという形(かたち)は、かなり古(ふる)くからあったようです。ロザリオという言葉(ことば)は、ポルトガル(Portugal)語(ご)、スペイン(Spein)語(ご)、イタリア(Italia)語(ご)からきたものと言(い)われていますが、ラテン(Latin)語(ご)ではロザリウム(Rosarium)といい、それは“バラの冠(かんむり)”という意味(いみ)をもっています。珠(たま)をくりながら唱(とな)える祈(いの)りが、ちょうど“バラ”の花輪(はなわ)を編(あ)むようなかたちになるからです。
 ロザリオには、いろいろな形(かたち)、数(かぞ)え方(かた)がありましたが、今(いま)のような形(かたち)にまとめ、広(ひろ)めることに貢献(こうけん)したのは、ドミニコ会(かい)の創立者(そうりつしゃ)ドミニコ(1170~1221)です。ドミニコ会(かい)のロザリオが広(ひろ)く普及(ふきゅう)した理由(りゆう)の一(ひと)つは「アヴェ・マリアの祈(いの)り」の祈(いの)りに黙想(もくそう)を加(くわ)え合(あ)わせたことにあります。
 最初(さいしょ)のころは、今(いま)のような15玄義(げんぎ)ではなく、マリアの主(おも)な5つの喜(よろこ)びの黙想(もくそう)だけでした。しだいに、苦(くる)しみの玄義(げんぎ)と栄(さか)えの玄義(げんぎ)が加(くわ)わることによって、ロザリオの祈(いの)りが、誕生(たんじょう)からはじまって、受難(じゅなん)、復活(ふっかつ)、昇天(しょうてん)という救(すく)い主(しゅ)イエスの神秘(しんぴ)の全(ぜん)生涯(しょうがい)を包括(ほうかつ)する黙想(もくそう)の形(かたち)をとり、それによって、マリアに対(たい)する愛(あい)と信心(しんじん)ということから、救(すく)い主(しゅ)としてのキリスト(Kristo)に対(たい)する信仰(しんこう)を深(ふか)めるための、素朴(そぼく)でだれでも近(ちか)づきやすい方法(ほうほう)の一(ひと)つとして、愛(あい)されるお祈(いの)りとなりました。
 ロザリオの祈(いの)りが10月(つき)7日(にち)を祝日(しゅくじつ)としている教会(きょうかい)暦(ごよみ)にさだめられるようになったのは、1571年(ねん)10月(つき)、キリスト(Kristo)教(きょう)徒(と)が、ロザリオの祈(いの)りによってトルコ軍(ぐん)に勝利(しょうり)を得(え)たという記念(きねん)によります。教皇(きょうこう)ピオ5世(せい)による教会(きょうかい)暦(ごよみ)の祝福(しゅくふく)としての制定(せいてい)が、さらにロザリオの祈(いの)りを全(ぜん)教会(きょうかい)的(てき)なものに高(たか)めていくきっかけになりました。
 ロザリオの祈(いの)りはキリスト(Kristo)の生涯(しょうがい)を黙想(もくそう)しながら、聖母(せいぼ)マリアの取(と)り次(つ)ぎによって、私(わたし)たちの救(すく)いと世界(せかい)平和(へいわ)の恵(めぐ)みを求(もと)めるためにふさわしい祈(いの)りです。
 2002年(ねん)10月(つき)16日(にち)、教皇(きょうこう)ヨハネ・パウロ2世(せい)は、『使徒(しと)的(まと)書簡(しょかん) おとめマリアのロザリオ』を発表(はっぴょう)し、それによって、伝統(でんとう)的(てき)信心(しんじん)業(ぎょう)であるロザリオは、キリスト(Kristo)教(きょう)的(てき)祈(いの)りの中(なか)でもっとも優(すぐ)れたものとして、現代(げんだい)における様々(さまざま)な危機(きき)の破壊(はかい)的(てき)力(ちから)と戦(たたか)うため、その実践(じっせん)を強(つよ)く勧(すす)められました。これに伴(ともな)い、今(いま)まで15の神秘(しんぴ)を黙想(もくそう)しながら唱(とな)えていたロザリオの祈(いの)りに「光(ひかり)の神秘(しんぴ)」を加(くわ)えられました。
ロザリオの祈(いの)りの唱(とな)え方(かた)
 “ロザリオ”を使(つか)って祈(いの)ります。
15
玄義(げんぎ)は、喜(よろこ)びの玄義(げんぎ)、苦(くる)しみの玄義(げんぎ)、栄(は)えの玄義(げんぎ)の3環(わ)で、1環(わ)は5連(れん)からなっています。
1連(れん)ごとに、まず玄義(げんぎ)をとなえ、次(つぎ)に「主(しゅ)の祈(いの)り」を1回(かい)、「アヴェ・マリアの祈(いの)り」を10回(かい)、栄唱(えいしょう)を1回(かい)、ファチイマの祈(いの)りを1回(かい)唱(とな)えます。
      主(しゅ)の祈(いの)り    Shu no inori
天(てん)におられるわたしたちの父(ちち)よ、
み名(な)が聖(せい)とされますように、
み国(くに)が来(き)ますように。
みこころが天(てん)に行(おこな)われるとおり地(ち)にも行(おこな)われますように。
わたしたちの日(ひ)ごとの糧(かて)を今日(きょう)もお与(あた)えください。
わたしたちの罪(つみ)をおゆるしください。わたしたちも人(ひと)をゆるします。
わたしたちを誘惑(ゆうわく)におちいらせず、
悪(あく)からお救(すく)いください。
アーメン

アヴェ・マリアの祈(いの)り
    アヴェ(Ave)・マリア(Maria)
アヴェ(Ave)、マリア(Maria)、   
恵(めぐ)みに満(み)ちた方(かた)、
主(しゅ)はあなたとともにおられます。
あなたは女(おんな)のうちで祝福(しゅくふく)され、
ご胎内(たいない)の御(おん)子(こ)イエスも祝福(しゅくふく)されています。   神(かみ)の母(はは)、聖(せい)マリア、  
わたしたち罪(つみ)びとのために、
今(いま)も、死(し)を迎(むか)える時(とき)も、お祈(いの)りください。アーメン。



天使(てんし)祝詞(のりと)
    めでたし、聖寵(せいちょう)みち満(み)てるマリア、
    主(しゅ)、御(おん)身(み)とともにまします。
    御(おん)身(み)は女(おんな)の内(うち)にて祝(しゅく)せられ、ご胎内(たいない)の御(お)子(こ)イエスも祝(しゅく)せられたもう。
    天(てん)主(しゅ)の御(お)母(はは)聖(せい)マリア、
    罪(つみ)びとなるわれらのために、今(いま)も臨終(りんじゅう)のときも祈(いの)りたまえ。アーメン。



栄唱(えいしょう)
    栄光(えいこう)は父(ちち)と子(こ)と聖(せい)霊(れい)に。
    初(はじ)めのように今(いま)もいつも世々(よよ)に。アーメン。


伝統(でんとう)的(てき)な栄唱(えいしょう)
    願(ねが)わくは、父(ちち)と子(こ)と聖(せい)霊(れい)とに栄(さか)えあらんことを。
    初(はじ)めにありしごとく、今(いま)も、いつも、世々(せぜ)に至(いた)るまで、アーメン。
ファチイマの祈(いの)り
文語
ああ、イエズスよ、我(われ)らの罪(つみ)を許(ゆる)し給(たま)え。我(われ)らを地獄(じごく)の火(ひ)より守(まも)り給(たま)え。

また、すべての霊魂(れいこん)、特(とく)に主(おも)の御憐(あわ)れみをもっとも必要(ひつよう)とする霊魂(れいこん)を天国(てんごく)に導(みちび)き給(たま)え
口語
主イエス・キリスト、わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちを滅びから救い、すべての人々、ことに御憐れみをもっとも必要としている人々を天国に導いてください。
アーメン。

www.pauline.or.jp/prayingtime/rosario01.php

Sub Tuum Praesidium

[文語]
天主の聖母のご保護によりすがり奉る。いと尊く祝せられ給う童貞、必要なる時に呼ばわるを軽んじ給わず、かえってすべての危うきより、常に我らを救い給え。アーメン。(『公教会祈祷文』「終業の祈り」)
[口語]
神のみ母よ、私たちはご保護を仰ぎます。いつどこでも私たちの祈りを聞き入れ、御助けをもってすべての危険から守って下さい。アーメン。(ドン・ボスコ社『祈りの手帖』「神のみ母よ ―― Sub Tuum Praesidium」)

大天使聖ミカエルへの祈り

大天使聖ミカエル、戦いにおいてわれらを守り、悪魔の凶悪なるはかりごとに勝たしめたまえ。天主の彼に命を下したまわんことを伏して願いたてまつる。ああ、天軍の総帥、霊魂を損なわんとて、この世を徘徊するサタンおよびその他の悪魔を、天主のおん力によりて地獄に閉じこめたまえ。アーメン。
https://divinemercy.jp/catholic-news/vatican/2018/09/follow-up-popes-rosary-request-201810
山本(やまもと)襄治(じょうじ)神父(しんぷ)のロザリオの祈(いの)り
一日(ついたち)に一環(いっかん)を唱(とな)えるときは、下記(かき)のように提案(ていあん)されています。
   喜(よろこ)びの神秘(しんぴ):月曜(げつよう)日(び)、土曜(どよう)日(び)
   苦(くる)しみの神秘(しんぴ):火曜日(かようび)、金曜日(きんようび)
  光(ひかり)の神秘(しんぴ):木曜日(もくようび)
   栄(は)えの神秘(しんぴ):日曜日(にちようび)、水曜日(すいようび)
      (教皇(きょうこう)ヨハネ・パウロ2世(せい)回(かい)勅(みことのり)『おとめマリアのロザリオ』参照(さんしょう))
喜(よろこ)びの神秘(しんぴ)

ロザリオの祈(いの)り「喜(よろこ)びの神秘(しんぴ)」を、ご一緒(いっしょ)に唱(とな)えましょう。

+父(ちち)と子(こ)と聖(せい)霊(れい)のみ名(めい)によって。アーメン。

 ロザリオの祈(いの)りは、まず、マリアと一緒(いっしょ)に救(すく)いの神秘(しんぴ)を思(おも)いめぐらすことから始まります。その神秘が少しでもよく分かるように、マリアに教えを請うのです。そのうちに、自分や他人に必要な恵みに気がつきます。今度は、その恵みが与えられるように、マリアの取り次ぎによって祈るのです。マリアは母として、いつも救いの実現のためにキリストとともに働かれます。知らず知らず、わたしたちもその協力の中に入って行くのです。
使徒(しと)信条(しんじょう)  主(しゅ)の祈(いの)り  アヴェ・マリアの祈(いの)り(3回(かい))  栄唱(えいしょう)
第(だい)1の神秘(しんぴ) お告(つ)げ
ルカ1章26~38節
 天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を生むが、その子をイエスと名付けなさい。」
黙想:
 神はおん子を救い主として遣わすにあたって、マリアが母親になるようにと、協力をお求めになりました。驚いたマリアに天使は親切に説明しました。これは神のみわざです、「神にできないことは何一つありません。」確かに神のみわざなのだと分かりました。神がお望みならば、拒むことはできません。マリアは「はい」と答えました。神はわたしたちにも、時々協力をお求めになります。そのときはマリアのように答えましょう。
主の祈り   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱 (1回)1ファチイマの祈(いの)り



第2の神秘 ご訪問
ルカ1章39~56節
 マリアは、急いで山里に向かい、ザカリアの家に入ってエリザベトに挨拶した。マリアは、三か月ほどエリザベトのところに滞在した。
黙想:
 年をとった親戚エリザベトが子どもを授かりました。ともに祝い、必要な手伝いをしようと、マリアはすぐに出発しました。およそ100キロの旅です。喜ぶ人とともに喜び、悲しむ人を慰め、困った人には救いの手を差し伸べる。イエスのように、マリアも、仕えられるためではなく、仕えるためにおられるのです。そんな心をわたしたちにも与えてください。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り



第3の神秘 ご降誕
ルカ2章1~21節
 皇帝から全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
黙想:
 やっとの思いで着いたベツレヘムでは、宿屋に場所がありませんでした。でも、そんなことでくじけることはありません。布にくるまれて、飼い葉桶に寝かされたイエスと、救い主の誕生を、天使たちが知らせ、羊飼いたちがそれを聞いて拝みに来ました。星を見て「王」の誕生を知った東の国の博士たちは、星に導かれてお祝いの品を持って訪ねて来ました。わたしたちも、救いの呼びかけを聞き漏らしたり、時のしるしを見逃したりしないように、お恵みを願いましょう。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り



第4の神秘 ご奉献
ルカ2章22~38節
 モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。
黙想:
 律法の掟に従って、イエスは神殿にささげられました。救い主という、神の最高の賜物をいただいたことへの感謝です。イエスを神におささげしたマリアとヨセフ、まだものの言えない幼子イエスの3人は、心の中で、「み旨を行うために来ました」と静かに唱えておられたに違いありません。年の初めや月の初めなどに、わたしたちも同じような心で自分を神にささげましょう。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り



第5の神秘 神殿での少年イエス
ルカ2章41~52節
 両親は過越祭には毎年エルサレムへ旅をした。イエスが十二歳になったときも、都に上った。祭りの期間が終わって帰路についたとき、少年イエスはエルサレムに残っておられたが、両親はそれに気づかなかった。
黙想:
 大切にしていたイエスが3日間も行方不明になりました。いつもはヨセフかマリアのどちらかと必ず一緒に行動していたイエスなのに。考えてみれば、神の子が、いつも一緒にいてくださることは当然のことではないのです。いつもいただいているお恵みに慣れっこにならないように気をつけましょう。そして、いつもイエスが喜んで一緒にいてくださるように、毎日の生活を整えましょう。
主の祈り   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱 (1回)1ファチイマの祈いのり

光の神秘
光の神秘



ロザリオの祈り「光の神秘」を、ご一緒に唱えましょう。

+父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。

 「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇を歩かず、命の光を持つ。」(ヨハネ 8.12 )あるとき、イエスはこう言われました。しかし、人々はその光を認めず、受け入れませんでした。「その行いが悪いので、光よりも闇の方を好んだ。……悪を行う者は皆、光を憎み、その行いが明るみに出されるのを恐れて、光の方に来ないからである。しかし、真理を行う者は光の方に来る」(ヨハネ 3.19~21)のです。イエスの生涯には、ぽっと明るく光る出来事があります。神が、イエスが光であることを気づかせてくださるのです。そのことを黙想しながら、光に向かって歩みましょう。
使徒信条  主の祈り  アヴェ・マリアの祈り(3回)  栄唱
第1の神秘 イエスの洗礼 
マルコ1章9~11節
 イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。水の中から上がるとすぐ、天が開けて“霊”が鳩のように御自分に降って来るのを、御覧になった。すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。
黙想:
 ヨルダン川で、洗礼者ヨハネが洗礼を授けていました。罪の赦しと悔い改めの洗礼を受ける群衆に混じって、イエスは人に知られずに洗礼を受けました。「あなた方の中に、あなたがたの知らない方がおられる。その方は聖霊で洗礼をお授けになる」とヨハネは言いました。水から上がられたイエスが「その方である」と、“霊”があかしをしました。そして、ヨハネは、イエスが「世の罪を取り除く神の小羊」であることを知ったのです。
主の祈り   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱 (1回)1ファチイマの祈いのり



第2の神秘 カナの婚礼で水をぶどう酒に変える
ヨハネ2章1~5節
 ガリラヤのカナで婚礼があって、イエスの母がそこにいた。イエスも、その弟子たちも婚礼に招かれた。ぶどう酒が足りなくなったので、母がイエスに「ぶどう酒がなくなりました」と言った。イエスは母に言われた。「婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。わたしの時はまだ来ていません。」しかし、母は召し使いたちに、「この人が何か言いつけたら、そのとおりにしてください」と言った。
黙想:
 婚礼の宴会でぶどう酒がなくなりました。それにいち早く気づいたマリアは、「この場を救えるのは、イエスだけだ」と思い、躊躇(ちゅうちょ)なく、イエスに急を告げました。「婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。」冷たく響く答えにも、マリアは動じませんでした。イエスが一番大切にしていたのは、父のみ旨と定めのときだと、マリアは知っていたからです。しかし、マリアは、イエスは救い主なのだから、きっと救いの手を差し伸べてくださるに違いないと、強く信じていました。だから召使いに言われたのです。「何でもこの人の言うとおりにしてください」と。この信仰と信頼を願いましょう。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り



第3の神秘 イエスの宣教のはじめ
マルコ1章14~15節
 ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。
黙想:
 イエスの洗礼、荒れ野での40日間の誘惑のあと、大きな事件が起こりました。領主ヘロデの不倫をいさめた洗礼者ヨハネを、怒った領主が逮捕、投獄したのです。ヨハネの活動が終わりました。しかし、それはイエスに対する宣教活動開始の合図でもあったのです。神の子が、神の国が近づいたことを語るときが来たのです。神の国、それは、人類の主はただ創造主である神だけであること、だから、人類と宇宙のすべてが、その神の思し召しのとおりに動かなければならないことを求めています。そのためには、人々が、自己中心的な生活を捨て、神のみ旨に徹底的に従う回心が必要です。イエスは、その回心と福音を信じることを求めました。その回心と信仰を祈りましょう。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り



第4の神秘 イエスの変容
ルカ9章28~31節
 この話をしてから八日ほどたったとき、イエスはペトロ、ヨハネ、およびヤコブを連れて、祈るために山に登られた。祈っておられるうちに、イエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いた。見ると二人の人がイエスと語り合っていた。モーセとエリアである。二人は栄光に包まれて現れ、イエスがエルサレムで遂げようとしておられる最期について話していた。
黙想:
 「あなたはメシア、生ける神の子です」とペトロが信仰告白をしたあと、イエスは、「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、3日の後に復活することになっている」と教え始められました。これを聞いてペトロはイエスをいさめましたが、「サタン引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている」とイエスに厳しく叱責されました。受難と死ではイエスの弱さ、無力だけが目立ちますが、神の栄光と力は、地上の生活、受難と死においては、無いのではなく、隠されており、復活のとき、それはいっぱいに輝くことを、イエスは教えてくださったのです。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り



第5の神秘 最後の晩餐での聖体の秘跡の制定
コリント1 11章23~26節
 主イエスは、引き渡される夜、パンを取り感謝の祈りをささげてそれを裂き、「 これはあなたがたのためのわたしの体である。わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。また、食事の後で、杯も同じようにして、「この杯は. わたしの血によって立てられる新しい契約である。飲む度に、わたしの記念 としてこのように行いなさい」と言われました。
黙想:
 「さて、過越祭の前のことである。イエスはこの世から父のもとへ移る御自分の時が来たことを悟り、世にいる弟子たちを愛して、この上なく愛し抜かれた」(ヨハネ13.1)。そのとき、イエスは弟子たちの足を洗われました。それは奴隷の仕事です。その奴隷の奉仕の姿をとおして、イエスは、十字架の死の意味を示し、言葉でも教えてくださいました。「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。」(ヨハネ15.13-14)パンとぶどう酒は、その犠牲を祭壇上でささげる秘跡であり、また、その愛を実行するための力を与える糧でもあります。その大きな愛が与えられるように祈りましょう。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)
ファチイマの祈(いの)り

苦しみの神秘
苦しみの神秘

ロザリオの祈り「苦しみの神秘」を、ご一緒に唱えましょう。

+父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。

 苦しみ、痛み、悲しみが好きな人はいません。だれでも、苦しみから逃げ、それを避けようとします。愛する人のためなら、犠牲は覚悟します。イエスは、十字架の死に向かって歩まれました。すべての人が、罪から解放され、救われるためです。イエスはわたしたちみんなを愛し、そのために自らを犠牲としておささげになったのです。十字架に向かうイエスの足跡をたどり、感謝の心で救いの恵みを受けましょう。
使徒信条  主の祈り  アヴェ・マリアの祈り(3回)  栄唱
第1の神秘 ゲッセマネでの祈り
マタイ26章36~46節
 イエスは弟子たちと一緒にゲツセマネという所に来て、祈って言われた。「父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの願いどおりではなく、御心のままに。」
黙想:
 愛のために耐える苦しみでも、苦しみはやはり苦しいです。迫ってくる死を前にして、イエスも、苦しみの杯を飲まずにすませたいと父に祈られました。全身が「いやだ」と言っています。しかし、イエスは心の底で父の望みを受け入れ、全人類の救いのために命をささげる決意をなさいました。わたしたちも、十字架の死にいたるまで従われたイエスとともに歩む勇気と力を祈りましょう。
主の祈り   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱 (1回)1ファチイマの祈いのり



第2の神秘 鞭打ち
ルカ23章13~25節
 ピラトは、祭司長たちと議員たちと民衆とを呼び集めて、言った。「この男は死刑に当たるようなことは何もしていない。だから、鞭で懲らしめて釈放しよう。
黙想:
 ピラトは、ローマ総督なのだから、堂々とイエスの無罪を宣言し、釈放してしまえばよかったのです。しかし、ピラトは自分からそうするつもりはなかったのです。大祭司たちが訴えを取り下げることをひそかに望んでいたからです。わたしたちも、誘惑を断固として退けられないでいることがあります。イエスの苦しみを黙想することによって、わたしたちが煮え切らない態度を捨てて、イエスに従う勇気をお与えください。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り



第3の神秘 茨(いばら)の冠
マタイ27章27~30節
 総督の兵士たちは、イエスの着ている物をはぎ取り、赤い外套を着せ、茨で冠を編んで頭に載せ、また、右手に葦の棒を持たせて、その前にひざまずき、「ユダヤ人の王、万歳」と言って、侮辱した。
黙想:
 ローマ軍の兵士たちは、イエスを囲んで「王さま遊び」を始めました。「ユダヤ人の王だ」と言うのか、「それなら冠だ」と言って茨の冠をかぶせ、イエスを侮辱したのです。何日かまえに、ホザンナ、万歳と言ってイエスのエルサレム入場を迎えた人々はどこへ行ってしまったのでしょうか。イエスさま、わたしたちを富、権力、快楽の支配から解放し、本当にあなたに仕える者としてください。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り



第4の神秘 十字架の道
ヨハネ19章17節、ルカ23章26~33節
 イエスは自ら、十字架を背負い、いわゆる「されこうべの場所」、すなわちヘブライ語でゴルゴタという所へ向かわれた。
黙想:
 徹夜の取調べといじめで衰弱しておられたイエスは、重い十字架を背負って、ゴルゴタの丘をめざして歩まれました。キレネ人シモンが代わりに十字架を担がせられました。わたしたちも代わってあげたいと思います。しかし、あの十字架の重みはわたしたちの罪の重みなのです。イエスは言われました。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負ってわたしに従いなさい。」そのための力を願いましょう。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り



第5の神秘 イエスの死
マルコ15章23~41節
 イエスを十字架につけたのは、午前九時であった。三時にイエスは大声で叫ばれた。「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか。」
黙想:
 十字架の上から、イエスはそこにいる人々をご覧になりました。「お前がユダヤ人の王なら、自分を救え」とののしる祭司長や律法学者たちの姿が見えます。兵士や群衆もいました。そのとき、イエスは言われました。「父よ、彼らをお赦しください。自分で何をしているのか知らないのです。」イエスは、敵を赦し、その敵が救われるために命をおささげになりました。その後、「成し遂げられた」と言って、イエスは息を引き取られました。わたしたちも神の命に生きるために、己に死ぬことを教えてください。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り

栄えの神秘
栄えの神秘

ロザリオの祈り「栄えの神秘」を、ご一緒に唱えましょう。

+父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。

 イエスの埋葬は、アリマテアのヨセフやニコデモも登場して心を込めて行われましたが、いかにも「その場しのぎ」でした。特にマグダラのマリアなどの女性たちは心残りだったでしょう。しかし、翌日は安息日でした。明けてすぐ、お墓に向かったのに、驚いたことに、イエスの遺体が消えていました。手掛かりが得られぬままに、お墓で泣いていたマグダラのマリアに、園丁としか見えなかった人が、「マリア」と呼びかけました。「先生だ。」マリアは弟子たちにそれを告げに走りました。その夕方、鍵のかかった部屋にイエスがどこからともなく入って来られ、「平和」とあいさつされました。亡くなったイエスは、新しい生き方でともにおられることをしめしてくださいました。どうかいつもわたしたちと一緒にいらしてください。
使徒信条  主の祈り  アヴェ・マリアの祈り(3回)  栄唱

第1の神秘 イエスの復活
ルカ24章1~49節
 婦人たちは、週の初めの日の明け方早く、墓に行った。輝く衣を着た二人がそばに現れた。二人は言った。「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。」
黙想:
 安息日が明けた日、2人の弟子がエルサレムを後にしました。「あの方こそイスラエルを解放してくださると望みをかけていた」イエスが、亡くなってお先真っ暗になったのです。そこへ、見知らぬ旅人が追いついてきました。聖書の話をし、行き先エマオで、弟子たちの家に上がり、パンを取り、賛美の祈りを唱え、裂いて渡されました。復活したイエスだったのです。羊飼いのように、失われかけた弟子たちを探しにみえたのでした。
主の祈り   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱 (1回)1ファチイマの祈いのり



第2の神秘 ご昇天
使徒言行録1章4~11節
 イエスは言われた。「聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられた。
黙想:
 「オリーブ畑」山に集まった弟子たちに、「地の果てに至るまで、わたしの証人となる」ということばを残して、イエスは天に昇って行かれました。神である父の国、わたしたちの本国に行かれたのです。わたしたちの本国も天にあります。だから、「上にあるものに心を留め、地上のものに心を引かれないように」努めましょう。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り



第3の神秘 聖霊降臨
使徒言行録2章1~42節
 五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると突然、激しい風が吹いて来るような音が天から響いた。そして、炎のような舌が一人一人の上にとどまった。
黙想:
 昇天の前に、イエスは「父の約束されたものを待ちなさい」と言われました。それは五旬祭の日に実現しました。ガリラヤのことばで語る使徒たちの話を、集まった人々は自分の国語で聞いたのです。福音がことばの壁を超えたのです。新しい弁護者・真理の霊が派遣されました。イエスが話されたことをすべて思い起こさせ、真理をことごとく悟らせてくださる方です。どうか、わたしたちをいつも導いてください。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り



第4の神秘 マリアの被昇天
ルカ1章46~55節
 マリアは言った。「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。主はその腕で力を振るい、権力ある者をその座から引き降ろし、身分の低い者を高く上げた。
黙想:
 神のお告げで、救い主の誕生は始まりました。十字架のもとにたたずんだマリアは、イエスが命をささげる最後の瞬間に立ち合われたのです。救い主の歩みをはじめから、終わりまで、ともに歩まれたのです。復活したイエスは死に打ち勝って、天に昇って行かれました。天の父は、マリアもイエスと一緒に天に上げられることをお望みになり、それを実行されました。それがマリアの被昇天です。教会はその存在のはじめから、それを信じ、祝ってきました。天に上げられたマリアさま、わたしたちのためにいつもお祈りください。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り



第5の神秘 天の元后マリア
黙示録12章1節
 天に大きなしるしが現れた。一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭には十二の星の冠をかぶっていた。
黙想:
 あるとき、イエスは、「人の子は、栄光に輝いて、天使たちを皆従えて来るとき、その栄光の座につく」と言われました。キリストが王であるのは、イエスが十字架の死に至るまで、父に従い、その思(おぼ)し召しを果たし続けたからです。その王であるキリストには、最後まで一緒に歩んだ「道連れ」がありました。マリアです。イエスには王の栄光が与えられました。マリアには、王の「道連れ」にふさわしい「道連れ」としての栄光が与えられたのです。神の母マリアさま、いつもわたしたちを支え、導いてください。
主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)1ファチイマの祈(いの)り

朝の奉献
主よ
今日一日を
あなたの現存のうちに生きることを
わたしは願い求めます。
あなたの聖霊にみたされて
わたしの思いが、
あなたの聖いみこころにふれ
言葉も
おこないも
あなたの徳を反射するものとなりますように。
命の泉
霊感の源であるあなたから
あふれ出るものでありますように。
『弱さのなかの力』より(女子パウロ会刊)