2018年12月9日日曜日

グアダルペの聖(せい)母(ぼ)

十二月十二日グアダルペの聖母任意
聖母マリア共通
(922ページ)

集会祈願
あわれみ深(ふか)い父(ちち)よ、
あなたは聖(せい)マリアをわたしたちの母(はは)とし、
その特別(とくべつ)な保(ほ)護(ご)によって導(みちび)いてくださいます。
グアダルペの聖(せい)母(ぼ)
によりすがるすべての人(ひと)が、
生(い)き生(い)きとした信仰(しんこう)をもって正義(せいぎ)と平和(へいわ)の道(みち)を歩(あゆ)み、
諸国民(しょこくみん)の進歩(しんぽ)に役立(やくた)つ者(もの)となるますように。
聖(せい)霊(れい)の交(まじ)わりの中(なか)で、あなたとともに世々(よよ)に生(い)き、支配(しはい)しておられる御(おん)子(こ)、
わたしたちの主(しゅ)イエス・キリストにょって。アーメン。
十二月 聖人固有
https://www.cbcj.catholic.jp/wp-content/uploads/2016/10/1212.pdf
http://mgjapon.sakura.ne.jp/nican_mopohua.html

2018年12月8日土曜日

無原罪の聖マリア

私たちは、聖マリアの神秘の一つ、無原罪のおん宿りの神秘を12月8日に祝います。「無原罪のおん宿り」とは、マリアがその存在の初めからあらゆる罪の汚れを免れていたという神秘です。人間は、人祖の罪により、自分の意志とは無関係に罪への傾きを持って生まれます。それは、パウロがローマの教会への手紙で述べている言葉によく表されていると言えましょう。「わたしは肉の人であり、罪に売り渡されています。わたしは、自分のしていることが分かりません。自分の望むことは実行せず、かえって憎んでいることをするからです。……わたしは自分の望む善は行わず、望まない悪を行っている。もし、わたしが望まないことをしているとすれば、それをしているのは、もはやわたしではなく、わたしの中に住んでいる罪なのです。それで、善をなそうと思う自分には、いつも悪が付きまとっているという法則に気づきます」(ローマ7・14‐21)。これこそ、教会が「原罪」と呼んでいるものです。マリアの「無原罪のおん宿り」とは、マリアが最初からこの傾きから守られていたということです。
この神秘は、マリアが神の子イエスの母親として選ばれたことと結びついています。マリアが原罪を免れて生まれたのは、神がマリアをその使命にふさわしい者として準備されたからです。「無原罪のおん宿り」は、イエス・キリストの救いの神秘のためにマリアに与えられた、神からの大きな恵みなのです。
神は、歴史の流れを超越して、永遠からイエス・キリストによる救いの神秘を定めてくださいました。私たちが気づくはるか以前から、神は私たちを救おうと定めてくださったのです。これは神のかぎりない愛に基づくものです。マリアが無原罪のうちに生まれてきたことも、キリストによって私たちを救おうと望まれる全人類に対する神の愛の表れと言えるでしょう。
無原罪の聖マリアの祭日のミサで第二朗読にとられているエフェソの教会への手紙1章3‐6節、11‐12節は、このことをよく表しています。ここでは、3‐12節全体を見てみることにしましょう。この箇所で特徴的な点は、まずすべてがキリストに結びつけられているということです。ここで著者が賛美する神は「わたしたちの主イエス・キリストの父」(3節)です。神は、「キリストにおいて」私たちを祝福で満たしてくださいました(同節)。「キリストにおいて」私たちをお選びになりました(4節)。また、「イエス・キリストによって」私たちを神の子にしようとお定めになり(5節)、「その愛する御子によって」輝かしい恵みを与えてくださいました(6節)。私たちは、「この御子において」罪を赦されました(7節)。すべては、「キリストにおいて」お決めになった神の御心によるものです(9節)。こうして、あらゆるものが「頭であるキリストのもとに」一つにまとめられます(10節、繰り返し)。「キリストにおいて」私たちは、約束されたものの相続者と定められました(11節)。「キリストに」希望を置いていた私たちが、神の栄光をたたえるためです(12 節)。
また、「前もって」という表現も特徴的です。神がキリストにおいて私たちに行ってくださったこれらすべては、すでに「天地創造の前に」(4節)、「前もって」(5節、9節、11節)神が定められたことなのです。この救いの計画が、「時が満ちるに及んで」(10節)完成されたのです。
実に壮大な計画です。私たちの救いは、恵みによって、このような神の壮大な愛の計画の中に置かれているのです。何とすばらしいことでしょうか。聖マリアの無原罪のおん宿りの神秘も、このキリストにおける救いの計画の一部として、神があらかじめ定めてくださったものなのです。
では、マリアの無原罪のおん宿りの神秘から、私たちは何を学ぶことができるでしょうか。まずは、罪がいかに神の救いと相容れないものであるかということです。神が、キリストの母としてマリアをお選びになり、この使命にふさわしい者として準備するためにマリアを原罪の汚れから遠ざけてくださったということは、キリストの救いと罪が対立するものであるということを示しています。キリストは、まさに私たちをこの罪のくびきから解放するために来てくださいました。先ほどのエフェソの教会への手紙の箇所の中でも、「天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。……わたしたちは、この御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました」(4節、7節)と述べられています。しかし、洗礼をとおして、罪を赦され、神の前で聖なる者、汚れのない者としていただいた私たちは、どれだけ罪の危険性を感じ取り、心から罪を遠ざけようと努めているでしょうか。
また、マリアの無原罪のおん宿りの神秘は、神がキリストの救いを実現するために、どれほど豊かな恵みを人間にお与えになるかということを示しています。「無原罪のおん宿り」は、人間が望んで得られる状態ではありません。にもかかわらず、神はマリアにこの恵みをお与えになりました。マリアが与えられた使命をふさわしく果たすことができるように、神はこれほどまでに偉大な恵みを一人のおとめに与えてくださったのです。さて、私たちは一人一人がキリストの救いに貢献する使命を与えられています。しかし、使命は単なる「務め」ではありません。使命はまず第一に「恵み」なのです。その使命を果たすためにふさわしいありとあらゆる恵みで、神があらかじめ私たちを満たしてくださるからです。もちろん、「無原罪のおん宿り」の恵みは特別にマリアに与えられたものです。しかし、マリアにこの恵みを与えてくださった神は、私たちにどのような恵みを与えてくださっているのでしょうか。
無原罪の聖マリアの祭日にあたって、マリアをとおして実現したキリストの救いの恵みのすばらしさをたたえることにいたしましょう。そして、私たち一人一人にも与えられている恵みに気づき、それがキリストの救いの実現のために与えられているということを深く理解できるように努めましょう。同時に、救いと対立するあらゆる罪を遠ざけるように決意を新たにいたしましょう。キリストによる救いの実現のために、あらかじめすべてを見通しておられる神の計画に信頼しながら。

2018年11月8日木曜日

賛歌

マリアの賛歌

バラの花
わたしの魂は主をあがめ、
わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。
身分の低い、この主のはしためにも
目を留めてくださったからです。
今から後、いつの世の人も
わたしを幸いな者と言うでしょう、
力ある方が、
わたしに偉大なことをなさいましたから。
その御名は尊く、
その憐れみは代々に限りなく、
主を畏れる者に及びます。
主はその腕で力を振るい、
思い上がる者を打ち散らし、
権力ある者をその座から引き降ろし、
身分の低い者を高く上げ、
飢えた人を良い物で満たし、
富める者を空腹のまま追い返されます。
その僕イスラエルを受け入れて、
憐れみをお忘れになりません、
わたしたちの先祖におっしゃったとおり、
アブラハムとその子孫に対してとこしえに。
(ルカ 1.47~55)
テ・デウム
天主にまします御身(おんみ)をわれらたたえ、
主にまします御身を讃美し奉る。
永遠(えいえん)の御父(おんちち)よ、
全地は御身を拝みまつる。
すべての御使いら、
天(あま)つ御国(みくに)の民、よろずの力ある者、
ケルビムも、セラフィムも、
絶間なく声高らかに御身がほぎ歌をうたいまつる。
聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の天主、
天も地も、御身の栄えと御霊威とに充ち満てりと。
ほまれにかがやく使徒のむれ、
ほめたとうべき預言者のあつまり、
潔(きよ)き殉教者の一軍、みなもろともに御身をたたえ、
全地にあまねき聖会は、
御身、限りなき御(み)いつの聖父(おんちち)を、
いとたかき御身がまことの御独り子と、
また慰め主なる聖霊と、ともに讃美し奉る。
御身、栄えの大君(おおぎみ)なるキリストよ、
御身こそは、聖父(おんちち)のとこしえの聖子(おんこ)、
世を救うために人とならんとて、
おとめの胎をもいとわせ給わず、
死のとげにうち勝ち、信ずる者のために天国を開き給えり。
御身こそは、御父の御栄(みさか)えのうちに、
天主の右に坐(ざ)し、
裁き主として来りますと信ぜられ給う。
願わくは、尊き御血(おんち)もてあがない給いし
しもべらをたすけ給え。
かれらをして諸聖人と共に、永遠の栄えのうちに
数えらるるを得しめ給え。
主よ、御身の民を救い、御身の世継ぎを祝し、
かれらを治め、永遠にいたるまで、かれらを高め給え。
われら、日々、御身に謝(しゃ)し、
世世にいたるまで聖名(みな)をたたえ奉る。
主よ、今日(こんにち)われらを護(まも)りて、
罪を犯さざらしめ給え。
われらをあわれみ給え、主よ、われらをあわれみ給え。
主よ、御身に依り頼みしわれらに、御あわれみをたれ給え。
主よ、われ御身に依り頼みたり、
わが望みはとこしえに空(むな)しからまじ。



【感謝のうた 口語】
 すべてのものの主、神よ、あなたをたたえてうたう。
永遠の父よ、世界はあなたをあがめ尊ぶ。
神の使い、力あるもの、ケルビルもセラフィムも
絶えることなく高らかに賛美の声をあげる。
聖なる主、聖なる主、すべてを治める神、
あなたの栄光は天地をおおう。
ともに声を合わせ、あなたをほめうたう
救いを告げた預言者の群れ、けだかい使徒と殉教者。
世界に広がる教会もあなたをたたえる。
偉大な父、まことのひとり子、証しの力、聖霊を。
栄光に輝く王、勝利のキリストよ、
とこしえにあなたは父のひとり子。
すべての人の救いのために、おとめから生まれ、
死にうち勝ち、信じる者に神の国を開かれた。
父の右に座し、すべてを裁くため、
栄光のうちにふたたび来られる。
尊い血にあがなわれたわたしたちを支えてください。
諸聖人とともに
とわのいのちをよろこぶことができるように。
神よ、あなたの民を救い、従う者を祝福し、
いつまでも高め、導いてください。
日ごとに感謝をささげ、世々にあなたの名をほめたたえる。
わたしたちを今日も、罪からお守りください。
神よ、豊かなあわれみをわたしたちに。
あなたにより頼むわたしたちに。
あなたにかけたわたしの希望はとこしえにゆるがない。
http://hosanna.romaaeterna.jp/prayer/tedeum/tedeum.html

デ・プロフンディス(詩一二九)

主よ、われ深きふちより主に叫び奉れり。
主よ、わが声を聴き容れ給え。
▲願わくは、わが願いの声に御耳(おんみみ)を傾け給え。
主よ、もし不義に御目(おんめ)を留め給わば、
主よ、たれかよく立つことを得ん。
▲されど主に御あわれみあるにより、
また主の御戒めのために、主よ、われは主に依り頼めり。
わが魂は主の御言葉(おんことば)に依り頼み、
わが魂は主に希望せり。
▲朝より夜にいたるまで、イスラエルは主に希望すべし。
そは主の御許(おんもと)にあわれみあり、
また豊かなるあがないあればなり。
▲主は御みずからイスラエルを、
そのすべての不義よりあがない給わん。
主よ、永遠の安息をかれらに与え、
▲絶えざる光をかれらの上に照らし給え。
祈願 すべての信者の創造主、かつあがない主にまします天主、
主のしもべ(しもめ)らの霊魂に、すべての罪の赦しを与え給え。
願わくは、かれらが絶えず望み奉りし赦しをば
われらの切なる祈りによりてこうむらしめ給え。
世々に活きかつしろしめし給う主によりて願い奉る。▲アーメン。
主よ、永遠の安息をかれらに与え、
▲絶えざる光をかれらの上に照らし給え。
かれらの安らかに憩わんことを。▲アーメン。

2018年11月7日水曜日

聖霊の連祷

聖霊の連祷
协私の個人的な訳です劤ご了承の上ご使用ください劤
ゲスマン和歌子卐
毎回䣍*印のところで䣓聖霊は賛美されますように!䣔
と祈ります䣎
†栄光は父と子と聖霊に劣初めのように
今もいつも代々に劤ア勖メン

. 聖霊よ劣栄光の玉座から下り劣あなたの僕协しもべ卐
の心に住まいを定めてください劤
*聖霊は賛美されますように!

. 御父と御子から発せられた聖霊よ劣神のたえまない
現存を生きることを教えてください劤*
3. 御父と御子から発せられた聖霊よ劣
至高なる御方协おんかた卐のみ旨を生きることを
教えてください劤*
4. 神の御子の聖心に住まわれる聖霊よ劣
あなたを知り劣あなたを心から愛することを教えてくだ
さい劤*
5. 御父の神の栄光をもたらす聖霊よ劣敬虔さと神への
完全な信頼を教えてください劤*
6. 炎の舌で表される聖霊よ劣あなたに対する愛の火を
私の心に点火してください劤*
7. 神秘に満ちた鳩なる聖霊よ劣聖書を理解できるよう
に助けてください劤*
8. 顔も名前も持たない聖霊よ劣正しく祈れるように教
えてください劤*
9. 預言者の口を通して語る聖霊よ劣精神と霊魂が
平和と均整を保ちつつ生きることを教えてください劤*
10. 愛の燃え盛るかまどである聖霊よ劣賢明さと忍耐
を持勂て生きることを教えてください劤*
11
. すべての恵みの贈り主である聖霊よ劣謙遜に劣そ
してつつましく生きることを教えてください劤*
12
. 溢れ出る恵みの宝庫である聖霊よ劣苦しみの価値
が理解できるように教えてください劤*
13. 尽きることのない恵みの宝庫である聖霊よ劣貴重
な時間を正しく過ごすことを教えてください劤*
14. 恵みの無尽蔵の宝庫である聖霊よ劣
愛の欠如劣高慢劣傲慢さから守勂てください劤*
15. 誰にも推し量ることのできない豊かな富を持つ聖
霊よ劣必要のない想像や考えをはねつけることを教えて
ください劤*
16. 豊かに賜物を下さる聖霊よ劣不必要な行動劣会話
を避けることを教えてください劤*
17. その豊かさで私たちのすべてを満たしてくださる
聖霊よ劣沈黙すること劣必要な時に口を開くことを教え
てください劤*
18. 永遠の愛である聖霊よ劣他の人に対して良い模範
となれるように教え導いてください劤*
19. 永遠に良い御者协おんもの卐である聖霊よ劣
良い行いのための粘り強さを与えてください劤*
20. 甘美な師である聖霊よ劣人々と正しく接すること
を教えてください劤*
21
. 霊魂の良き友である聖霊よ劣誰をも裁かないよう
に劣人の不正を思い起こさないように教え導いてくださ
い劤*
22
. 霊魂を喜びの光で照らす聖霊よ劣他の人が必要と
していることに気づき劣善い行いをおろそかにすること
がないように教えてください劤*
23. 貧しい者の父である聖霊よ劣私のあやまちを教え
てください劤*
24. 霊魂に奇跡を行なう聖霊よ劣完徳への道を注意深
く歩めるように導いてください劤*
25. すべてを見通す聖霊よ劣悪魔的な追跡から逃れる
ことを教えてください劤*
26. 全世界の未来を御存知である聖霊よ劣
肉の支配劣悪魔の支配から解放されるように助けてくだ
さい劤*
27. 私の未来をも御存知である聖霊よ劣私の家族劣友
人劣協力者劣そしてすべての人々へのあなたの御保護に
信頼を置きます劤*
28. 聖霊よ劣あなたの神なるおん助けによ勂て劣
神の栄光と誉れ劣霊魂の癒し劣神の御母の喜びを
生きることができますように劤そして劣私が役に立つ僕
协しもべ卐として死ぬことができますように劤
聖霊は賛美されますように!ア勖メン
http://suzumenouta.cocolog-nifty.com/blog/files/hl.geist%20rento.pdf

解放の祈り

注意・この祈りは私が個人的にドイツ語から訳したものです。ご了承の上ご使用ください。 ゲスマン和歌子
解放の祈り
主イエスキリストよ、あなたの尊い御血で私を封印してください。
あなたの尊い御血によって、あなたの尊い御血を通して、
すべての悪から私を解放し、隔離し、お守りください。
私の犯した罪を心の底から痛悔します。
主よ、どうか、悪事の原因となり得るあらゆることを私の中から追放してください。
いまだに私をつないでいるすべての鎖を断ち切り、あなたの尊い御血で、
私の内面も外面も清めてください。
主イエスキリストよ、私の霊、魂、心、理性、身体を、
そうです、私のすべてをあなたの尊い御血で封印してください。
私の家族を、家族のひとりひとりを、あなたの尊い御血で封印してください。
敵である悪魔の陰謀から、悪魔の共犯者とさらにその共犯者から、
私たちに危害を加える可能性のある人たちから、
また危害を加えたいと望む人たちから私たちをお守りください。
今日私たちが従事するすべての事柄、私たちと関係のある人々、
今日出会うすべての人々をあなたの尊い御血で封印してください。
また、私たちの兄弟とその家族、代子、代父、代母、親類縁者と知人、友人、
私たちの敵と私たちが思い浮かべるすべての人々、話題にするすべての人々、
祈る約束をしたすべての人々を、ことに正しい道から逸れてしまった人々を、
あなたの尊い御血で封印してください。そして、主よ、
どうぞ病人と苦しんでいる人々をあなたの尊い御血で封印してください。
私たちの家の内側と外側をあなたの尊い御血で封印してください。
各部屋を、部屋の中にあるすべての物を、同居しているすべての人を、
今日私たちの家を訪れるすべての人を、隣家の人々を封印してください。
司祭方があなたの霊に満たされますように、そして、命の本当の価値を
認識させてくれる「真理の霊」を伝えることができるように、
どうか、あなたの尊い御血で私たちの聴罪司祭を、
霊的指導者とすべての司祭を封印してください。
すべての修道者とあなたのために働くすべての人を
あなたの尊い御血で封印してください。アーメン

聖(せい)ファウスティナ


2000年の大聖年に教皇ヨハネ・パウロ2世によって列聖されたポーランドの聖女ファウスティナ。彼女がイエスの出現によって与えられた「神のいつくしみ」についての信心は、今の時代にとって、とても大切なものの1つではないでしょうか?
ご復活の主日の次の日曜日には、聖ファウスティナに現れたイエスの求めに応じて、「神のいつくしみの主日」を祝うことになっています。(日本では2001年から典礼暦に加えられました)
聖ファウスティナの生涯について、『聖ファウスティナの生涯』(いつくしみセンター発行)から一部分を抜粋してご紹介します。

ヘレナの誕生

1905年8月25日、ポーランドのグウォゴヴィエツという小さな村に、シスターファウスティナは生まれました。彼女の名前はヘレナ・コヴァルスカといい、10人兄弟の3番目でした。ヘレナ・コヴァルスカの家は貧しい農家で、父は農業以外に大工の仕事もしていました。彼女は子どものときから、農作業や家の雑仕事を手伝っていました。
ロシア統治下のポーランドでは学校は閉鎖されていたため、ヘレナはやっと12歳で学校に行くことができました。しかしヘレナはわずか2年間で学校生活を終えざるを得ませんでした。

人生の転機

1924年の7月、彼女は姉と一緒に、スタニスワフ教会の裏の公園で開かれたダンスに参加しました。そこで彼女は、自分の隣に、突然、イエスを見たのです。
「私は1人の姉とダンスに行きました。皆は楽しいひと時を過ごしているのに、私の魂は深い苦悩を感じていました。私は踊り始めた時に、突然、すぐ隣にイエスを見ました。イエスは苦痛でもだえ、衣類は引き剥がされ、体は傷で覆われていました。そのイエスは私に言いました。『いつまで私に忍耐させるのか、いつまで私を待たせるのか』と。その時、音楽は止まり、今まで一緒にいた仲間たちは私の視界から消えていました。そこにはイエスと私だけが残されていました。
私は大好きな姉のそばに座り、頭が痛いふりをしました。今、私の魂に起こったことを隠すために。しばらくして、私は姉や仲間たちに気づかれないようにそっとその場を立ち去り、スタニスワフ教会に向かいました。」(日記9)
ヘレナはご聖体の前にひれ伏し、主イエスに、次に自分が何をすべきかよく分かるように教えてくれるよう懇願しました。
「すると、『今すぐ、ワルシャワに行きなさい。あなたはそこで修道院に入るで しょう』という声を聞きました。」(日記10)

修道会に入るまで

やがてワルシャワに着き、ヘレナはいくつかの修道会の門を叩きましたが、どこも彼女を受け入れてくれませんでした。
ヘレナはある日、「あわれみの聖母修道女会」を訪ねました。修道院長のシスター・ミカエルは少し話した後、言いました。聖堂の主のところに行って、イエスが彼女を受け入れるかどうか聞いてきなさいと。ヘレナは喜んで聖堂に行き、素直に主に尋ねました。
「すぐに私は声を聞きました。『私はあなたを受け入れる。あなたは私の心のうちにある』
私が聖堂から戻った時、シスターは真っ先に聞きました。「主はあなたを受け入れましたか?」
わたしは答えました、「はい」と。
シスターは言いました、「主があなたを受け入れたなら、私も受け入れます。」」(日記14)

シスターファウスティナの誕生

1926年4月30日、ヘレナはベールと修道服を受けました。そして、Sister Maria Faustina(マリア・ファウスティナ)という修道女名が与えられました。当時の修道会の習慣で、彼女は修道女名に of the Most Blessed Sacrament(ご聖体の)を付け加えました。すなわち、Sister Maria Faustina of the Most Blessed Sacrament が正式名です。いつくしみのイエスと聖ファウスティナ

いつくしみの祭日(神のいつくしみの主日)

『私の娘よ、想像もつかない私の大きないつくしみについて全世界に伝えなさい。いつくしみの祭日はすべての人びと、特に哀れな罪人の逃れ場と隠れ場である。その祭日には私の優しいいつくしみの深淵が開く。私はいつくしみの泉に近づく人に大きな恵みを注ぐ。その祭日にゆるしの秘跡を受け、ご聖体を拝領する人は完全な罪と罰の赦しを得る。その祭日には、神の恵みが流れるすべての水門が開かれている。誰も私のもとに来るのを恐れてはならない、どんなに罪深くても』(日記699)

神のいつくしみのチャプレット(神のいつくしみへの祈りの花束)

いつくしみのイエス『この祈りをロザリオを用いて次のように唱えなさい。初めに主の祈り、アヴェ・マリアへの祈り、信仰宣言を1回ずつ唱えてから、主の祈りの珠のところで次の言葉を唱える。
「永遠の父よ、私たちと全世界のすべての罪のあがないのために、あなたの最愛の子、私たちの主イエス・キリストのおん体とおん血、ご霊魂と神性をみ前に捧げます」
聖母マリアへの祈りの珠のところで次の言葉を唱える。「イエスの痛ましいご受難によって、私たちと全世界にいつくしみを注いで下さい」
最後に次の言葉を3回唱える。「聖なる神、聖なる全能の神、聖なる永遠の神よ、私たちと全世界を憐れんで下さい」』(日記476)
イエスはさらにシスターに言いました。
『私が教えたこの祈りの花束を絶えず唱えなさい。この祈りを唱える人は誰でも、臨終の時に偉大な憐れみを受ける。司祭は、この祈りを最後の救いの希望として罪人に勧めなさい。最も罪深い人であっても、この祈りの花束を1回でも唱えれば、私の限りないいつくしみから恵みを受ける。私は、全世界に私の限りないいつくしみを知ってほしい。私のいつくしみに信頼する人びとに、想像もつかない恵みを与えたい』(日記687)
※ 詳細はこちらをご参照下さい >> 神のいつくしみのチャプレット

午後3時・いつくしみの時

『午後3時に、私のいつくしみを乞い願いなさい。特に罪人のために懇願しなさい。そしてほんの短い間でも私の受難、特に十字架上で見捨てられた私の孤独について黙想しなさい。この時間は、全世界のための偉大ないつくしみの時間なのである。あなたに、私の死ぬほどの悲しみを悟らせよう。この時間に、私の受難によって私に願う人を私は誰一人拒むことがない』(日記1320)
※ 詳細はこちらをご参照下さい >> 3時の祈り

いつくしみのご絵

『私はこの絵を崇敬する人は滅びないと約束する。さらに、この世で既に、また臨終の時に、敵を打ち負かすことも約束する。私は、その人を私の誉れとして守る』(日記48)

神のいつくしみを伝えること

『いつくしみを伝え、いつくしみに栄光を帰す人を私は全生涯にわたって守る。あたかも母親がその幼な子を守るように。さらに臨終の時には、私は裁きの審判者ではなく、いつくしみ深い救い主として来る。臨終の時に、人はいつくしみ以外に寄りすがるものはない』(日記1075)

使命の始まり

聖ファウスティナは自身の日記に次のように記しています。
「私の使命は、死と共に終わるのではなく、死と共に始まるのだと確信しています。疑っている人びとよ、私は、あなたたちに神の善についてよく分かっていただくために、天国の覆いを取り除きます。あなたたちがもう、不信の念によって、最愛のイエスのみ心を傷つけることがありませんように。神は、愛でありいつくしみなのです。」(日記281)
1938年10月5日、ゆるしの秘跡を受けた後、午後10時45分、聖ファウスティナは天に召されました。ファウスティナ自身が日記に記しているように、彼女の仕事が始まったのです。

神(かみ)のいつくしみの主日(しゅじつ)

聖(せい)ヨハネ・パウロ2世(にせい)教皇(きょうこう)は、2002年(ねん)6月(がつ)13日(にち)の教皇庁内赦院謁見(きょうこうちょうないしょういんえっけん)の際(さい)に、「神(かみ)のいつくしみの主日(しゅじつ)」に免償(めんしょう)を付与(ふよ)するための文書(ぶんしょ)を認可(にんか)されました。教皇庁内赦院(きょうこうちょうないしょういん)は、教皇様(きょうこうさま)の意向(いこう)に従(したが)い、2002年(ねん)8月(がつ)3日(か)に、その文書(ぶんしょ)を発行(はっこう)し、この主日(しゅじょつ)に全免償(ぜんめんしょう)を受(う)けることができると発表(はっぴょう)しています。

免償(めんしょう)とは、既(すで)にゆるしの秘跡(ひせき)を受(う)けて赦(ゆる)された罪(つみ)に対(たい)する償(つぐな)いを免除(めんじょ)する、というものです。自分自身(じぶんじしん)のための他(ほか)に、死者(ししゃ)のため(煉獄(れんごく)の霊魂(れいこん)のため)に免償(めんしょう)を受(う)けることができます(『カトリック教会(きょうかい)のカテキズム』1498参照(さんしょう))。

免償(めんしょう)には部分免償(ぶぶんめんしょう)と全免償(ぜんめんしょう)があります。免償(めんしょう)を受(う)けるためには、教会(きょうかい)が定(さだ)めた条件(じょうけん)を満(み)たすことが必要(ひつよう)です。

神(かみ)のいつくしみの主日(しゅじつ)に全免償(ぜんめんしょう)を受(う)けるには

まず全免償(ぜんめんしょう)を受(う)けるための通常(つうじょう)の3つの条件(じょうけん)を満(み)たすことが必要(ひつよう)です。

1)ゆるしの秘跡(ひせき)に与(あずか)る。(神(かみ)のいつくしみの主日(しゅじつ)の前後(ぜんご)1週間(しゅうかん)程度(ていど)の間(あいだ)に)

2)聖体拝領(せいたいはいりょう)をする。

3)教皇様(きょうこうさま)の意向(いこう)のための祈(いの)りを唱(とな)える。(主(しゅ)の祈(いの)り、アヴェ・マリアの祈(いの)り1回(かい)ずつで十分(じゅうぶん)ですが、他(ほか)の祈(いの)りを選(えら)んで祈(いの)ることもできます)

3つの条件(じょうけん)を満(み)たし、どんな小(ちい)さな罪(つみ)をも退(しりぞ)ける決心(けっしん)を持(も)ち、全免償(ぜんめんしょう)を受(う)けたいとの望(のぞ)みを持(も)った上(うえ)で、神(かみ)のいつくしみの主日(しゅじつ)に次(つぎ)のいずれかを行(おこな)います。

● 神(かみ)のいつくしみを讃(たた)える祈(いの)りの会(かい)、または神(かみ)のいつくしみを祈(いの)る集(つど)いに参加(さんか)する。

● 顕示(けんじ)されたご聖体(せいたい)の前(まえ)で、またはご聖櫃(せいひつ)の前(まえ)で、「主(しゅ)の祈(いの)り」「使徒信条(しとしんじょう)」「いつくしみ深(ふか)い主(しゅ)イエスに信頼(しんらい)する祈(いの)り」(例(れい):「イエスよ、あなたに信頼(しんらい)します!」)を唱(とな)える。

以上(いじょう)の条件(じょうけん)を満(み)たした場合(ばあい)、神(かみ)のいつくしみの主日(しゅじつ)の全免償(ぜんめんしょう)をいただくことができます。

神(かみ)のいつくしみの主日(しゅじつ)に部分免償(ぶぶんめんしょう)を受(う)けるには

痛悔(つうかい)の心(こころ)を持(も)ち、いつくしみ深(ふか)い主(しゅ)イエスへの適切(てきせつ)な祈(いの)りを唱(とな)える場合(ばあい)、部分免償(ぶぶんめんしょう)をいただくことができます。

また、全免償(ぜんめんしょう)の条件(じょうけん)を満(み)たせなかった場合(ばあい)にも、部分免償(ぶぶんめんしょう)をいただくことができます。

事情(じじょう)があって教会(きょうかい)に行(い)けない方(かた)や病気(びょうき)の方(かた)は

罪(つみ)を退(しりぞ)ける決心(けっしん)を持(も)ち、全免償(ぜんめんしょう)を受(う)けるための通常(つうじょう)の3つの条件(じょうけん)をできるだけ早(はや)く満(み)たそうとの意向(いこう)の上(うえ)で、「主(しゅ)の祈(いの)り」「使徒信条(しとしんじょう)」「いつくしみ深(ふか)い主(しゅ)イエスに信頼(しんらい)する祈(いの)り」(例(れい):「イエスよ、あなたに信頼(しんらい)します!」)を唱(とな)えることで、全免償(ぜんめんしょう)をいただくことができます。

(内赦院(ないしょういん)は、教会(きょうかい)に行(い)けない事情(じじょう)として、遠洋漁業(えんようぎょぎょう)などの長期航海中(ちょうきこうかいちゅう)、戦地(せんち)にいる、闘病中(とうびょうちゅう)、病人(びょうにん)の看護(かんご)がある、暴動(ぼうどう)に巻(ま)き込(こ)まれている、暴動(ぼうどう)で故郷(こきょう)を追(お)われている等(など)を挙(あ)げています)

一人(ひとり)でも多(おお)くの方(かた)が主(しゅ)のいつくしみの泉(いずみ)から水(みず)を汲(く)むなら、主(しゅ)はとても喜(よろこ)んで下(くだ)さることでしょう。与(あた)えられたこの機会(きかい)を十分(じゅうぶん)に生(い)かすことができますように。

聖(せい)ヨハネ・パウロ2世(にせい)教皇(きょうこう)は、聖(せい)ファウスティナに告(つ)げられた主(しゅ)イエスのお望(のぞ)みに応(こた)えて、2000年(ねん)から、復活(ふっかつ)の主日(しゅじつ)の次(つぎ)の日曜日(にちようび)(復活節(ふっかつせつ)第(だい)2主日(しゅじつ))を「神(かみ)のいつくしみの主日(しゅじつ)」と定(さだ)め、この主日(しゅじつ)に神(かみ)のいつくしみに対(たい)する特別(とくべつ)の信心(しんじん)を行(おこな)うよう望(のぞ)まれました。

主(しゅ)イエスは聖(せい)ファウスティナへのご出現(しゅつげん)の中(なか)で、この「神(かみ)」のいつくしみの主日(しゅじつ)」について次(つぎ)のように述(の)べられています。

「私(わたし)は、いつくしみの祭日(さいじつ)が、すべての霊魂(れいこん)、特(とく)に哀(あわ)れな罪(つみ)びとのための避難所(ひなんじょ)、隠(かく)れ家(が)となることを望(のぞ)む。その日(ひ)、私(わたし)のいつくしみの内臓(はらわた)が開(ひら)かれる。私(わたし)のいつくしみの泉(いずみ)に近(ちか)づく霊魂(れいこん)に、恵(めぐ)みの大海(たいかい)を注(そそ)ぐ。告解(こっかい)に行(い)き、聖体(せいたい)を拝領(はいりょう)する霊魂(れいこん)は、罪(つみ)と罰(ばつ)の完全(かんぜん)な赦(ゆる)しを得(え)る。……いつくしみの祭日(さいじつ)は、私(わたし)の優(やさ)しさの内臓(ないぞう)から生(う)まれた。それが復活祭後(ふっかつさいご)の最初(さいしょ)の主日(しゅじつ)に荘厳(そうごん)に祝(いわ)われることを、私(わたし)は望(のぞ)む。人類(じんるい)は、私(わたし)のいつくしみの泉(いずみ)に向(む)かわない限(かぎ)り平和(へいわ)を見出(みいだ)さない。」(699)

「全世界(ぜんせかい)からすべての罪(つみ)びとを集(あつ)め、いつくしみの深淵(しんふち)に浸(ひた)しなさい。霊魂(れいこん)たちに、私自身(わたしじしん)を与(あた)えたいのだ。我(わ)が娘(むすめ)よ、私(わたし)は霊魂(れいこん)たちを切望(せつぼう)する。私(わたし)の祭日(さいじつ)であるいつくしみの祭日(さいじつ)に、全世界(ぜんせかい)を巡(めぐ)って、弱(よわ)り果(は)てている霊魂(れいこん)をいつくしみの泉(いずみ)に連(つ)れて来(き)なさい。私(わたし)が彼(かれ)らを癒(いや)し、強(つよ)める。」(206)

主(しゅ)イエスのお望(のぞ)みに応(こた)え、神(かみ)のいつくしみを共(とも)に讃(たた)える日(ひ)とすることができますように。

神(かみ)の慈(いつく)しみのノヴェナ


主イエスは、聖ファウスティナに、神のいつくしみの主日に備えてノヴェナを行なうように言われました。(もちろん、神のいつくしみの主日の前以外の時でも、祈ることができます)
『聖ファウスティナの生涯』(p.67)より、2回に分けて、ご紹介致します。

『この9日間に、あなたが私のいつくしみの泉に人びとの魂を連れてくることを求める。
この魂が、人生の苦難の時、特に臨終の時に必要としている力と安らぎ、そしてあらゆる恵みを汲むために。一日ごとに、私の示す霊魂のグループを私の心に連れてきて、その人たちをこのいつくしみの海に浸しなさい。私は、このすべての魂を私の父の家に導き入れる。
あなたは、この世においても、または来るべき世においてもこれを行いなさい。私のいつくしみの泉に導き入れる魂の願いごとを拒むものは何もない。あなたは毎日、この霊魂のための恵みを私の辛い受難によって、私の父に願いなさい』(日記1209)

 【第1日】(聖金曜日)

『今日、全人類、特にすべての罪びとを私のもとに連れてきて、私のいつくしみの海に浸しなさい。
そうすれば、あなたは失われた霊魂のために苦しい悲しみに沈んでいる私を慰めるであろう』
いつくしみ深いイエスよ、あなたは憐れみと赦しそのものです。
私たちの罪ではなく、あなたの限りない善意への私たちの信頼を顧みて、その憐れみ深いみ心に私たち一人ひとりを受け入れ、私たちがいつまでもそこに留まることができますように。
あなたとおん父と聖霊とを結ぶ愛によってお願い致します。
永遠の父よ、イエスの憐れみ深いみ心に留まる全人類、特に哀れな罪びとをいつくしみ深い眼差しで顧み、イエスの苦しいご受難によって、私たちにいつくしみを注いで下さい。私たちがあなたの偉大ないつくしみを、とこしえに褒め称えることができますように。
アーメン。

 【第2日】

『今日、司祭や修道者を私のもとに連れてきて、私のはかり知れないいつくしみに浸しなさい。
彼らは、苦しい受難を耐え忍ぶために、私に力を与えた。水が水路を通して流されるように、私のいつくしみが彼らを通して流されている』
いつくしみ深いイエスよ、あなたはすべての善の源です。私たちがあなたのみ心に適ういつくしみの行いを成し遂げられるように、私たちを恵みで満たして下さい。
私たちを見るすべての人が、天におられるいつくしみのおん父を褒め称えますように。
永遠の父よ、あなたのぶどう畑において選ばれたもの、司祭と修道者をいつくしみ深い眼差しで顧み、彼らにあなたの祝福の力をお与え下さい。彼らはおん子のみ心に留まっていますから、み心の思いやりによって、彼らにあなたの力と光をお与え下さい。
彼らが他の人を救いの道に導くことができ、共にあなたのはかり知れないいつくしみの賛美を、とこしえに歌い続けることができますように。
アーメン。

 【第3日】

『今日、すべての信仰深い忠実な人びとを私のもとに連れてきて、私のいつくしみの海に浸しなさい。
この人びとは、十字架の道の途中での私の慰め、海のように大きな悲哀の中での慰めのしずくであった』
いつくしみ深いイエスよ、あなたはいつくしみの宝庫から、すべての人びとに恵みを溢れるほどに与えて下さいます。あなたの憐れみ深いみ心に私たちを受け入れ、私たちがいつまでもそこに留まれますように。
天の父に対して燃えている、あなたのみ心のはかり知れない愛によってお願い致します。
永遠の父よ、あなたのみ子の相続人である忠実な人びとを、いつくしみ深い眼差しで顧みて下さい。おん子の苦しいご受難によって、彼らを祝福し、いつも保護して下さい。
彼らが、愛と聖なる信仰の宝を失うことなく、天使と聖人の群れと共に、あなたのはかり知れないいつくしみをとこしえに賛美できますように。
アーメン。

 【第4日】

『今日、異教徒と、私をまだ知らない人びとを、私のもとに連れてきなさい。
辛い受難のさなかに彼らについて考えていた。彼らの未来の熱心さが私の心の慰めであった。彼らを私のいつくしみの海に浸しなさい』
憐れみ深いイエスよ、あなたは全世界を照らす光です。あなたをまだ知らない異教徒を、あなたの憐れみ深いみ心に受け入れて下さい。
彼らも私たちと共にあなたの偉大ないつくしみを讃え、いつまでもみ心に留まれますように、彼らをあなたの光で照らして下さい。
永遠の父よ、イエスのいつくしみ深いみ心に留まっている異教徒と、あなたをまだ知らない人びとをいつくしみ深いまなざしで顧み、福音の光に引き寄せて下さい。彼らはあなたを愛する幸福の大きさをまだ知りません。
彼らも、あなたのいつくしみの寛大さを、とこしえに褒め称えることができますように。
アーメン。

 【第5日】

『今日、離れた兄弟たちの霊魂を私のもとに連れてきて、私のいつくしみの海に浸しなさい。
辛い受難の時、彼らは私の体と心、すなわち、私の教会を引き裂いていた。彼らが教会との一致に戻る際に、私の傷は癒される。このように、彼らが私の受難を和らげる』
いつくしみ深いイエスよ、あなたは善そのものであり、求める人びとに光を拒まれません。離れた兄弟たちの霊魂をあなたの憐れみ深いみ心に受け入れ、彼らをあなたの光によって教会との一致へと引き寄せて下さい。
彼らが、あなたの憐れみ深いみ心にいつも留まり、あなたのいつくしみの寛大さを褒め称えることができるようにして下さい。
永遠の父よ、私たちの離れた兄弟たち、特に自分の誤りの中に頑なに留まって、あなたの賜物を無駄に使い、あなたの恵みを悪用した兄弟たちの霊魂を、いつくしみ深い眼差しで顧みて下さい。
彼らの誤りではなく、彼らのために辛い受難を受けた御子の愛を顧みて下さい。彼らも、イエスの憐れみ深いみ心の中にいるからです。
彼らも、あなたの偉大ないつくしみをとこしえに褒め称えることができるようにして下さい。アーメン。

 【第6日】

『今日、柔和で謙遜な人びとや幼子の霊魂を私のもとに連れてきて、私のいつくしみに浸しなさい。
彼らは、私の心に最もよく似ている。彼らは、最も辛い受難において、私を励ました。私は、私の祭壇のもとで祈る地上の天使として彼らを見た。彼らの上に、大河のように豊かに恵みを注いでいる。
ただ謙遜な人だけが、私の恵みを受け入れることができる。謙遜な人に私の信頼を置く』
いつくしみ深いイエスよ、あなたは「私は柔和で謙遜な者だから、私に学びなさい」と言われました。柔和で謙遜な人びとや幼子の霊魂をあなたの憐れみ深いみ心に受け入れて下さい。
彼らは、天国全体を魅了し、天のおん父が特別に好まれる者です。彼らは、神の玉座の前のすばらしい香りの花束のように、神ご自身をその香りで楽しませています。
彼らは、あなたの憐れみ深いみ心に永久に留まり、愛といつくしみの賛歌をとこしえに歌っています。
永遠の父よ、憐れみ深いイエスのみ心に留まっている柔和で謙遜な人びとや幼子を、いつくしみ深い眼差しで顧みて下さい。彼らは、あなたの御子に最もよく似ています。
彼らの香りは、この地上から立ち昇り、あなたの玉座にまで届いています。すべての善といつくしみの父よ、彼らへのあなたの愛と彼らがあなたに与える喜びによって、お願いいたします。
すべての人びとが共にあなたのいつくしみに、賛美の歌をとこしえに歌いますように、一人ひとりを祝福して下さい。アーメン。

 【第7日】

『今日、私のいつくしみを特別に礼拝し、褒め称える人びとを私のもとに連れてきて、私のいつくしみに浸しなさい。
彼らは、私の受難のために自分の心を深く痛めており、私の心を最も深く理解した。彼らは、私の憐れみ深い心の生きた写しである。来世において、彼らは特別な光で輝き、誰一人として地獄に落ちることはない。
臨終の時に、彼ら一人ひとりを私は特別に守る』
いつくしみ深いイエスよ、あなたの心は愛そのものです。
あなたのいつくしみの偉大さを特別に礼拝し、褒め称える人びとをあなたの憐れみ深いみ心に受け入れて下さい。彼らは、神ご自身の力によって勇気づけられています。彼らは、あらゆる苦難や逆境においても、あなたのいつくしみに信頼して、前進します。彼らは、あなたと一致して、全人類の重荷を背負っています。
臨終の時に、彼らは裁かれることなく、あなたのいつくしみで包まれます。
永遠の父よ、あなたの最も偉大な特性である、はかり知れないいつくしみを崇め、褒め称える人びとをいつくしみ深い眼差しで顧みて下さい。
イエスの憐れみ深いみ心に留まっている彼らは、生きた福音であり、彼らの手はいつくしみの行いで満ちあふれ、喜びに満たされた心はいと高き方にいつくしみの歌を歌っています。神よ、彼らがあなたに置く希望と信頼のために、彼らにいつくしみを注いで下さい。『私のはかり知れないいつくしみを礼拝する人を、生きている間に、また特に臨終の時に私自身が守る』というイエスの約束が彼らにおいて実現されますように。アーメン。」

 【第8日】

『今日、煉獄の中に閉じ込められている霊魂を私のもとに連れてきて、私のいつくしみの深淵に浸しなさい。
私の血の泉は彼らの灼熱の苦しみを和らげる。私の正義に基づいて、その罪のつぐないを果たしている、すべての魂を私は大いに愛している。
あなたは、彼らの苦しみを除去することができる。私の教会の宝庫からすべての免償をとり、彼らのためにささげなさい。もしあなたが彼らの苦しみを理解したなら、絶え間なく彼らのために霊的な施しをささげ、私の正義に対する彼らの負債を支払っていくだろう』
憐れみ深いイエスよ、あなたは「いつくしみを望む」と言われました。
あなたに愛されても、あなたの正義に基づいて償いを果たさなければならない煉獄の霊魂を、あなたの憐れみ深いみ心に導き入れます。煉獄においても、あなたのいつくしみの力がほめたたえられるために、あなたのみ心から流れ出た血と水の泉が、煉獄の炎を消しますように。
永遠の父よ、イエスの憐れみ深いみ心に留まっている煉獄で苦しんでいる霊魂を、いつくしみ深い眼差しで顧みて下さい。あなたの御子、イエスの苦しいご受難によって、またイエスの至聖なるご霊魂に満ちた悲痛によってお願いいたします。
あなたの正義のもとにある霊魂にいつくしみを注いで下さい。いつも最愛の子、イエスの傷を通して彼らをご覧下さい。あなたの善と憐れみには限りがないと、私たちは信じています。アーメン。

【第9日】

『今日、なまぬるい霊魂を私のもとに連れてきて、私のいつくしみの深淵に浸しなさい。
彼らは私に最も苦しい傷を負わせている。ゲッセマネの園で、なまぬるい霊魂のために、私の魂は最も大きな嫌気を感じた。「父よ、み心なら、この杯を私から取りのけて下さい」と言ったのは、彼らのためであった。
彼らにとって、私のいつくしみに寄りすがる以外に、救いの希望はない』
憐れみ深いイエスよ、あなたは憐れみそのものです。
あなたの憐れみ深いみ心に、なまぬるい人びとを導き入れます。死体に等しいもので、あなたに嫌気を感じさせるこの凍っている霊魂が、あなたの純粋な愛の火の中で熱くなりますように。
憐れみ深いイエスよ、あなたのいつくしみの全能によって、彼らをあなたの愛の火の中に引き寄せ、聖なる愛で満たして下さい。あなたは、何でもおできになるからです。
永遠の父よ、イエスの憐れみ深いみ心に留まる、なまぬるい人びとをいつくしみ深い眼差しで顧みて下さい。
いつくしみの父よ、あなたの御子の辛いご受難によって、また十字架上の三時間のはげしい苦痛によって、お願いいたします。
彼らがあなたのいつくしみの深淵を褒め称えることができますように。アーメン。

神(かみ)のいつくしみの主日(しゅじつ)

教皇ヨハネ・パウロ2世は2000年から、ご復活の主日の次の日曜日(復活節第二主日)を「神のいつくしみの主日」と定め、この主日に神のいつくしみに対する特別の信心を行うよう望まれました。それは信者たちが聖霊の慰めの賜物を豊かに受け、神への愛と隣人への愛を強め、成長させることが出来るためです。
教皇ヨハネ・パウロ2世は、2002年6月13日の教皇庁内赦院謁見の際に、神のいつくしみの主日に免償を付与するための文書を認可されました。教皇庁内赦院は、教皇の意向を受けて、2002年8月3日に、その文書を発行し、この主日に全免償を受けることができる旨を発表しました。(ここまでは、カトリック中央協議会のHPから引用)
「神のいつくしみの主日」は、聖ファウスティナ・コヴァルスカ修道女(1905-1938)と強く結びついています。聖ファウスティナは、貧しい農家に生まれ、幼少の頃から農作業の手伝いをして育ちました。1925年にいつくしみの聖マリア修道会に入会し、修道女として台所、庭の手入れなどの役割を果たしました。外面的には特別なことをしたわけではありませんが、内面的にイエスとの深い神秘的交わりへと分け入る恵みを受けました。聖ファウスティナは、指導者の勧めに従い、こうした体験を「日記」に書き記しました。さらに、彼女はイエスから、「神のいつくしみ」の信心を広め、人々が神のいつくしみに信頼するよう導くという使命を与えられました。(サンパウロのHPから、澤田神父様の文章を一部引用しております)
https://hildy.exblog.jp/15046359/

諸聖人の連祷

諸聖人の連祷

Madonna and Child (The Small Cowper Madonna), 1504-1505 / RAFAELLO Sanzio


主あわれみ給え。 ▲キリストあわれみ給え。
主あわれみ給え。
キリストわれらの祈りを聴き給え。 ▲キリストわれらの祈りを聴き容れ給え。


天主なる御父(おんちち)▲われらをあわれみ給え。
天主にして世のあがない主なる御子(おんこ)▲われらをあわれみ給え。
天主なる聖霊▲われらをあわれみ給え。
唯一の天主なる聖三位(せいさんい)▲われらをあわれみ給え。
聖マリア▲われらのために祈り給え。
天主の聖母▲われらのために祈り給え。
童貞(どうてい)のうちにていても聖なる童貞▲われらのために祈り給え。
聖ミカエル▲われらのために祈り給え。
聖ガブリエル▲われらのために祈り給え。
聖ラファエル▲われらのために祈り給え。
聖なるすべての天使および大天使▲われらのために祈り給え。
聖なる永福(えいふく)の霊の各階級▲われらのために祈り給え。
洗者(せんじゃ)聖ヨハネ▲われらのために祈り給え。
聖ヨゼフ▲われらのために祈り給え。
聖なるすべての太祖(たいそ)および預言者(よげんしゃ)▲われらのために祈り給え。
聖ペトロ▲われらのために祈り給え。
聖パウロ▲われらのために祈り給え。
聖アンドレア▲われらのために祈り給え。
聖ヤコボ▲われらのために祈り給え。
聖ヨハネ▲われらのために祈り給え。
聖トマ▲われらのために祈り給え。
聖ヤコボ▲われらのために祈り給え。
聖フィリッポ▲われらのために祈り給え。
聖バルトロメオ▲われらのために祈り給え。
聖マテオ▲われらのために祈り給え。
聖シモン▲われらのために祈り給え。
聖タデオ▲われらのために祈り給え。
聖マチア▲われらのために祈り給え。
聖バルナバ▲われらのために祈り給え。
聖ルカ▲われらのために祈り給え。
聖マルコ▲われらのために祈り給え。
聖なるすべての使徒および福音史家(ふくいんしか)▲われらのために祈り給え。
主の聖なるすべての弟子▲われらのために祈り給え。
聖なるすべての罪なきみどりご▲われらのために祈り給え。
聖ステファノ▲われらのために祈り給え。
聖ラウレンシオ▲われらのために祈り給え。
聖ヴィンセンシオ▲われらのために祈り給え。
聖ファビアノおよび聖セバスチアノ▲われらのために祈り給え。
聖ヨハネおよび聖パウロ▲われらのために祈り給え。
聖コスマおよび聖ダミアノ▲われらのために祈り給え。
聖ジェルバジオおよび聖ブロタジオ▲われらのために祈り給え。
聖なるすべての殉教者▲われらのために祈り給え。
聖シルヴェストロ▲われらのために祈り給え。
聖グレゴリオ▲われらのために祈り給え。
聖アンブロジオ▲われらのために祈り給え。
聖アウグスチノ▲われらのために祈り給え。
聖イェロニモ▲われらのために祈り給え。
聖マルチノ▲われらのために祈り給え。
聖ニコラオ▲われらのために祈り給え。
聖なるすべての司教および証聖者(しょうせいしゃ)▲われらのために祈り給え。
聖なるすべての博士(はかせ)▲われらのために祈り給え。
聖アントニオ▲われらのために祈り給え。
聖ベネディクト▲われらのために祈り給え。
聖ベルナルド▲われらのために祈り給え。
聖ドミニコ▲われらのために祈り給え。
聖フランシスコ▲われらのために祈り給え。
聖なるすべての司祭および侍祭(じさい)▲われらのために祈り給え。
聖なるすべての修士および隠修士(いんしゅうし)▲われらのために祈り給え。
聖マリア・マグダレナ▲われらのために祈り給え。
聖アガタ▲われらのために祈り給え。
聖ルチア▲われらのために祈り給え。
聖アグネス▲われらのために祈り給え。
聖セシリア▲われらのために祈り給え。
聖カタリナ▲われらのために祈り給え。
聖アナスタジア▲われらのために祈り給え。
聖なるすべての童貞およびやもめ▲われらのために祈り給え。
天主のすべての聖人および聖女▲われらのために取次をなし給え。
御あわれみを垂れて▲主われらを赦し給え。
御あわれみを垂れて▲主われらの祈りを聴き容れ給え。
すべての悪より▲主われらを救い給え。
すべての罪より▲主われらを救い給え。
御(おん)怒りより▲主われらを救い給え。
不測の急死より▲主われらを救い給え。
悪魔のわなより▲主われらを救い給え。
怒り、憎み、その他すべての悪意より▲主われらを救い給え。
じやいんの心より▲主われらを救い給え。
落雷および暴風より▲主われらを救い給え。
地震の災難より▲主われらを救い給え。
疫病(えきびょう)、ききんおよび戦争より▲主われらを救い給え。
終りなき死より▲主われらを救い給え。
聖なる御託身(ごたくしん)の玄義によりて▲主われらを救い給え。
御降世(ごこうせい)によりて▲主われらを救い給え。
御(ご)誕生によりて▲主われらを救い給え。
主の御受洗と聖なる御(ご)断食とによりて▲主われらを救い給え。
主の十字架と御受難とによりて▲主われらを救い給え。
御死去(ごしきょ)と御葬り(おんほうむり)とによりて▲主われらを救い給え。
聖なる御復活(ごふっかつ)によりて▲主われらを救い給え。
崇(あが)むべき御昇天(ごしょうてん)によりて▲主われらを救い給え。
慰め主なる聖霊の御降臨によりて▲主われらを救い給え。
審判の日において▲主われらを救い給え。

われら罪人(つみびと)なれども▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくはわれらを赦し給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくはわれに御あわれみを垂れ給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくはわれらをまことの改心に導き給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくは主の聖なる公教会を治めかつ保ち給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくは教皇と公教会の諸階級とを聖なる教えのうちに永く保ち給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくは聖なる公教会のすべての敵を恥じ服せしめ給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくは主を信ずる元首(げんしゅ)と諸侯(しょこう)とに太平(たいへい)を降(くだ)し 皆(みな)同心一致(どうしんいっち)ならしめ給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくは主を信ずる民に平和と一致とを与え給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくはすべての迷える者を公教会の一致に呼び戻し、またすべての 教外者を福音の光に導き給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくはわれらを主の聖役(せいえき)に強めかつ保ち給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくはわれらの心を高く揚(あ)げて天井を望ましめ給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくはわれらのすべての恩人に、無窮(むきゅう)の幸いをもつて 報い給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくはわれらおよびわれらの兄弟、親族、恩人の霊魂を永遠の罰より救い給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくは地の百穀(ひゃくこく)を与え、かつこれを保ち給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくはすでに世を去りたるすべての信者に、終りなき安息を 与え給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
願わくはわれらの祈りを聴き容れ給わんことを▲主われらの祈りを聴き給え。
天主の御子(おんこ)▲願わくはわれらの祈りを聴き給え。


世の罪を除き給う天主の小羊 ▲主われらを赦し給え。
世の罪を除き給う天主の小羊 ▲主われらの祈りを聴き容れ給え。
世の罪を除き給う天主の小羊 ▲主われらをあわれみ給え。
キリストわれらの祈りを聴き給え。▲キリストわれらの祈りを聴き容れ給え。
主あわれみ給え。▲キリストあわれみ給え。
主あわれみ給え。

天にましますわれらの父よ、
願わくは、御名(みな)の尊まれんことを、
御国(みくに)の来たらんことを、
御旨(みむね)の天に行わるる如く地にも行われんことを。
▲われらの日用(にちよう)の糧を、今日(こんにち)われらに与え給え。
われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。
われらを試みに引き給わざれ、
われらを悪より救い給え。アーメン。
祈願 全能永遠の天主、われら主のすべての聖人の勲(いさお)をばここに讃美し奉る。願わくは、かくもおびたただしき天使聖人たちの御取次(おんとりつぎ)によりて、ゆたかなる御恵み(おんめぐみ)をわれらに与え給え。われらの主キリストによりて願い奉る。▲アーメン。
http://hosanna.romaaeterna.jp/prayer/rentou/rentou15.html