2019年11月14日木曜日

カトリック司祭(神父)と召命のための祈り


司祭のための祈り

主イエスよ。
あなたは至聖なる聖体のうちにおられ、
あなたの司祭を通してわたしたちの間で永遠に生きておられます。
あなたの司祭のことばが、ひたすらあなたのことばとなり、
彼らの行いがあなたの行いとなり、
彼らの生き方があなたの生き方を真に示すものとなりますように。
司祭が神の民を代表して神に語り、
神の民に語りかけ、
勇気をもって奉仕し、
あなたのみ心のままに教会に仕えることができますように。
司祭が現代において永遠の神をあかしし、
あなたに従って歴史の道を歩み、
すべての人のために善を行うことができますように。
司祭がその務めを忠実に行い、
召命と使命を熱心に果たし、
司祭としてのあるべき姿をはっきりと現し、
与えられたたまものを喜びをもって生きることができますように。
聖母マリアに祈ります。
御子に最後まで従われたように
いつまでもあなたの司祭とともにいてください。アーメン。

使徒的召命のためにする祈り

使徒の女王聖マリア
人類の協贖者、無原罪のマリア、
御子イエスの御血によってあがなわれながらも、
今なおかずかずの誤りのやみにつつまれ、
さまよっている多くの人びとに目をとめてください。
刈り入れは常に多く、働き人は今なお不足しています。

マリアよ、
死に臨まれたイエスが十字架上から
あなたにゆだねられた人びとを顧みてください。
修道者と司祭の召命を増し、
英知と熱意にあふれた新しい使徒を与えてください。

隣人のために生涯をささげる人びとを、
母の思いやりをもって支えてください。
あなたが、イエスと使徒ヨハネのためにされた配慮、
および、聖霊降臨の日に、あなたが使徒たちの慰めとなられたことを
思い起こしてください。

最初の使徒たちとあらゆる時代の使徒たちに、
よい勧めを与えられる御母よ、
あなたの力強い取り次ぎによって願います。
どうか使徒職に召された人たちに、
新しい聖霊降臨をもたらしてください。

かれらが聖化され、神の栄光と人びとの救いのために、
尊い熱意を燃え立たせることができますように。
かれらのすべての歩みを導き、あなたの恵みで守り、
かれらが落胆した時には支え、
熱誠の報いとして、かれらに豊かな実りを与えてください。

マリアよ、わたしたちの願いを聞き入れてください。
すべての人が、道・真理・生命である師イエスを受け入れ、
教会の温順な子となり、
全地があなたをたたえ、母、教師、女王としてあがめ、
わたしたちみなが、永遠の喜びに至ることができますように。

 使徒の女王聖マリア、わたしたちのために祈ってください。
『パウロ家族の祈り』より

2018年12月9日日曜日

グアダルペの聖(せい)母(ぼ)

十二月十二日グアダルペの聖母任意
聖母マリア共通
(922ページ)

集会祈願
あわれみ深(ふか)い父(ちち)よ、
あなたは聖(せい)マリアをわたしたちの母(はは)とし、
その特別(とくべつ)な保(ほ)護(ご)によって導(みちび)いてくださいます。
グアダルペの聖(せい)母(ぼ)
によりすがるすべての人(ひと)が、
生(い)き生(い)きとした信仰(しんこう)をもって正義(せいぎ)と平和(へいわ)の道(みち)を歩(あゆ)み、
諸国民(しょこくみん)の進歩(しんぽ)に役立(やくた)つ者(もの)となるますように。
聖(せい)霊(れい)の交(まじ)わりの中(なか)で、あなたとともに世々(よよ)に生(い)き、支配(しはい)しておられる御(おん)子(こ)、
わたしたちの主(しゅ)イエス・キリストにょって。アーメン。
十二月 聖人固有
https://www.cbcj.catholic.jp/wp-content/uploads/2016/10/1212.pdf
http://mgjapon.sakura.ne.jp/nican_mopohua.html

2018年12月8日土曜日

無原罪の聖マリア

私たちは、聖マリアの神秘の一つ、無原罪のおん宿りの神秘を12月8日に祝います。「無原罪のおん宿り」とは、マリアがその存在の初めからあらゆる罪の汚れを免れていたという神秘です。人間は、人祖の罪により、自分の意志とは無関係に罪への傾きを持って生まれます。それは、パウロがローマの教会への手紙で述べている言葉によく表されていると言えましょう。「わたしは肉の人であり、罪に売り渡されています。わたしは、自分のしていることが分かりません。自分の望むことは実行せず、かえって憎んでいることをするからです。……わたしは自分の望む善は行わず、望まない悪を行っている。もし、わたしが望まないことをしているとすれば、それをしているのは、もはやわたしではなく、わたしの中に住んでいる罪なのです。それで、善をなそうと思う自分には、いつも悪が付きまとっているという法則に気づきます」(ローマ7・14‐21)。これこそ、教会が「原罪」と呼んでいるものです。マリアの「無原罪のおん宿り」とは、マリアが最初からこの傾きから守られていたということです。
この神秘は、マリアが神の子イエスの母親として選ばれたことと結びついています。マリアが原罪を免れて生まれたのは、神がマリアをその使命にふさわしい者として準備されたからです。「無原罪のおん宿り」は、イエス・キリストの救いの神秘のためにマリアに与えられた、神からの大きな恵みなのです。
神は、歴史の流れを超越して、永遠からイエス・キリストによる救いの神秘を定めてくださいました。私たちが気づくはるか以前から、神は私たちを救おうと定めてくださったのです。これは神のかぎりない愛に基づくものです。マリアが無原罪のうちに生まれてきたことも、キリストによって私たちを救おうと望まれる全人類に対する神の愛の表れと言えるでしょう。
無原罪の聖マリアの祭日のミサで第二朗読にとられているエフェソの教会への手紙1章3‐6節、11‐12節は、このことをよく表しています。ここでは、3‐12節全体を見てみることにしましょう。この箇所で特徴的な点は、まずすべてがキリストに結びつけられているということです。ここで著者が賛美する神は「わたしたちの主イエス・キリストの父」(3節)です。神は、「キリストにおいて」私たちを祝福で満たしてくださいました(同節)。「キリストにおいて」私たちをお選びになりました(4節)。また、「イエス・キリストによって」私たちを神の子にしようとお定めになり(5節)、「その愛する御子によって」輝かしい恵みを与えてくださいました(6節)。私たちは、「この御子において」罪を赦されました(7節)。すべては、「キリストにおいて」お決めになった神の御心によるものです(9節)。こうして、あらゆるものが「頭であるキリストのもとに」一つにまとめられます(10節、繰り返し)。「キリストにおいて」私たちは、約束されたものの相続者と定められました(11節)。「キリストに」希望を置いていた私たちが、神の栄光をたたえるためです(12 節)。
また、「前もって」という表現も特徴的です。神がキリストにおいて私たちに行ってくださったこれらすべては、すでに「天地創造の前に」(4節)、「前もって」(5節、9節、11節)神が定められたことなのです。この救いの計画が、「時が満ちるに及んで」(10節)完成されたのです。
実に壮大な計画です。私たちの救いは、恵みによって、このような神の壮大な愛の計画の中に置かれているのです。何とすばらしいことでしょうか。聖マリアの無原罪のおん宿りの神秘も、このキリストにおける救いの計画の一部として、神があらかじめ定めてくださったものなのです。
では、マリアの無原罪のおん宿りの神秘から、私たちは何を学ぶことができるでしょうか。まずは、罪がいかに神の救いと相容れないものであるかということです。神が、キリストの母としてマリアをお選びになり、この使命にふさわしい者として準備するためにマリアを原罪の汚れから遠ざけてくださったということは、キリストの救いと罪が対立するものであるということを示しています。キリストは、まさに私たちをこの罪のくびきから解放するために来てくださいました。先ほどのエフェソの教会への手紙の箇所の中でも、「天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。……わたしたちは、この御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました」(4節、7節)と述べられています。しかし、洗礼をとおして、罪を赦され、神の前で聖なる者、汚れのない者としていただいた私たちは、どれだけ罪の危険性を感じ取り、心から罪を遠ざけようと努めているでしょうか。
また、マリアの無原罪のおん宿りの神秘は、神がキリストの救いを実現するために、どれほど豊かな恵みを人間にお与えになるかということを示しています。「無原罪のおん宿り」は、人間が望んで得られる状態ではありません。にもかかわらず、神はマリアにこの恵みをお与えになりました。マリアが与えられた使命をふさわしく果たすことができるように、神はこれほどまでに偉大な恵みを一人のおとめに与えてくださったのです。さて、私たちは一人一人がキリストの救いに貢献する使命を与えられています。しかし、使命は単なる「務め」ではありません。使命はまず第一に「恵み」なのです。その使命を果たすためにふさわしいありとあらゆる恵みで、神があらかじめ私たちを満たしてくださるからです。もちろん、「無原罪のおん宿り」の恵みは特別にマリアに与えられたものです。しかし、マリアにこの恵みを与えてくださった神は、私たちにどのような恵みを与えてくださっているのでしょうか。
無原罪の聖マリアの祭日にあたって、マリアをとおして実現したキリストの救いの恵みのすばらしさをたたえることにいたしましょう。そして、私たち一人一人にも与えられている恵みに気づき、それがキリストの救いの実現のために与えられているということを深く理解できるように努めましょう。同時に、救いと対立するあらゆる罪を遠ざけるように決意を新たにいたしましょう。キリストによる救いの実現のために、あらかじめすべてを見通しておられる神の計画に信頼しながら。

2018年11月8日木曜日

賛歌

マリアの賛歌

バラの花
わたしの魂は主をあがめ、
わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。
身分の低い、この主のはしためにも
目を留めてくださったからです。
今から後、いつの世の人も
わたしを幸いな者と言うでしょう、
力ある方が、
わたしに偉大なことをなさいましたから。
その御名は尊く、
その憐れみは代々に限りなく、
主を畏れる者に及びます。
主はその腕で力を振るい、
思い上がる者を打ち散らし、
権力ある者をその座から引き降ろし、
身分の低い者を高く上げ、
飢えた人を良い物で満たし、
富める者を空腹のまま追い返されます。
その僕イスラエルを受け入れて、
憐れみをお忘れになりません、
わたしたちの先祖におっしゃったとおり、
アブラハムとその子孫に対してとこしえに。
(ルカ 1.47~55)
テ・デウム
天主にまします御身(おんみ)をわれらたたえ、
主にまします御身を讃美し奉る。
永遠(えいえん)の御父(おんちち)よ、
全地は御身を拝みまつる。
すべての御使いら、
天(あま)つ御国(みくに)の民、よろずの力ある者、
ケルビムも、セラフィムも、
絶間なく声高らかに御身がほぎ歌をうたいまつる。
聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の天主、
天も地も、御身の栄えと御霊威とに充ち満てりと。
ほまれにかがやく使徒のむれ、
ほめたとうべき預言者のあつまり、
潔(きよ)き殉教者の一軍、みなもろともに御身をたたえ、
全地にあまねき聖会は、
御身、限りなき御(み)いつの聖父(おんちち)を、
いとたかき御身がまことの御独り子と、
また慰め主なる聖霊と、ともに讃美し奉る。
御身、栄えの大君(おおぎみ)なるキリストよ、
御身こそは、聖父(おんちち)のとこしえの聖子(おんこ)、
世を救うために人とならんとて、
おとめの胎をもいとわせ給わず、
死のとげにうち勝ち、信ずる者のために天国を開き給えり。
御身こそは、御父の御栄(みさか)えのうちに、
天主の右に坐(ざ)し、
裁き主として来りますと信ぜられ給う。
願わくは、尊き御血(おんち)もてあがない給いし
しもべらをたすけ給え。
かれらをして諸聖人と共に、永遠の栄えのうちに
数えらるるを得しめ給え。
主よ、御身の民を救い、御身の世継ぎを祝し、
かれらを治め、永遠にいたるまで、かれらを高め給え。
われら、日々、御身に謝(しゃ)し、
世世にいたるまで聖名(みな)をたたえ奉る。
主よ、今日(こんにち)われらを護(まも)りて、
罪を犯さざらしめ給え。
われらをあわれみ給え、主よ、われらをあわれみ給え。
主よ、御身に依り頼みしわれらに、御あわれみをたれ給え。
主よ、われ御身に依り頼みたり、
わが望みはとこしえに空(むな)しからまじ。



【感謝のうた 口語】
 すべてのものの主、神よ、あなたをたたえてうたう。
永遠の父よ、世界はあなたをあがめ尊ぶ。
神の使い、力あるもの、ケルビルもセラフィムも
絶えることなく高らかに賛美の声をあげる。
聖なる主、聖なる主、すべてを治める神、
あなたの栄光は天地をおおう。
ともに声を合わせ、あなたをほめうたう
救いを告げた預言者の群れ、けだかい使徒と殉教者。
世界に広がる教会もあなたをたたえる。
偉大な父、まことのひとり子、証しの力、聖霊を。
栄光に輝く王、勝利のキリストよ、
とこしえにあなたは父のひとり子。
すべての人の救いのために、おとめから生まれ、
死にうち勝ち、信じる者に神の国を開かれた。
父の右に座し、すべてを裁くため、
栄光のうちにふたたび来られる。
尊い血にあがなわれたわたしたちを支えてください。
諸聖人とともに
とわのいのちをよろこぶことができるように。
神よ、あなたの民を救い、従う者を祝福し、
いつまでも高め、導いてください。
日ごとに感謝をささげ、世々にあなたの名をほめたたえる。
わたしたちを今日も、罪からお守りください。
神よ、豊かなあわれみをわたしたちに。
あなたにより頼むわたしたちに。
あなたにかけたわたしの希望はとこしえにゆるがない。
http://hosanna.romaaeterna.jp/prayer/tedeum/tedeum.html

デ・プロフンディス(詩一二九)

主よ、われ深きふちより主に叫び奉れり。
主よ、わが声を聴き容れ給え。
▲願わくは、わが願いの声に御耳(おんみみ)を傾け給え。
主よ、もし不義に御目(おんめ)を留め給わば、
主よ、たれかよく立つことを得ん。
▲されど主に御あわれみあるにより、
また主の御戒めのために、主よ、われは主に依り頼めり。
わが魂は主の御言葉(おんことば)に依り頼み、
わが魂は主に希望せり。
▲朝より夜にいたるまで、イスラエルは主に希望すべし。
そは主の御許(おんもと)にあわれみあり、
また豊かなるあがないあればなり。
▲主は御みずからイスラエルを、
そのすべての不義よりあがない給わん。
主よ、永遠の安息をかれらに与え、
▲絶えざる光をかれらの上に照らし給え。
祈願 すべての信者の創造主、かつあがない主にまします天主、
主のしもべ(しもめ)らの霊魂に、すべての罪の赦しを与え給え。
願わくは、かれらが絶えず望み奉りし赦しをば
われらの切なる祈りによりてこうむらしめ給え。
世々に活きかつしろしめし給う主によりて願い奉る。▲アーメン。
主よ、永遠の安息をかれらに与え、
▲絶えざる光をかれらの上に照らし給え。
かれらの安らかに憩わんことを。▲アーメン。

2018年11月7日水曜日

聖霊の連祷

聖霊の連祷
协私の個人的な訳です劤ご了承の上ご使用ください劤
ゲスマン和歌子卐
毎回䣍*印のところで䣓聖霊は賛美されますように!䣔
と祈ります䣎
†栄光は父と子と聖霊に劣初めのように
今もいつも代々に劤ア勖メン

. 聖霊よ劣栄光の玉座から下り劣あなたの僕协しもべ卐
の心に住まいを定めてください劤
*聖霊は賛美されますように!

. 御父と御子から発せられた聖霊よ劣神のたえまない
現存を生きることを教えてください劤*
3. 御父と御子から発せられた聖霊よ劣
至高なる御方协おんかた卐のみ旨を生きることを
教えてください劤*
4. 神の御子の聖心に住まわれる聖霊よ劣
あなたを知り劣あなたを心から愛することを教えてくだ
さい劤*
5. 御父の神の栄光をもたらす聖霊よ劣敬虔さと神への
完全な信頼を教えてください劤*
6. 炎の舌で表される聖霊よ劣あなたに対する愛の火を
私の心に点火してください劤*
7. 神秘に満ちた鳩なる聖霊よ劣聖書を理解できるよう
に助けてください劤*
8. 顔も名前も持たない聖霊よ劣正しく祈れるように教
えてください劤*
9. 預言者の口を通して語る聖霊よ劣精神と霊魂が
平和と均整を保ちつつ生きることを教えてください劤*
10. 愛の燃え盛るかまどである聖霊よ劣賢明さと忍耐
を持勂て生きることを教えてください劤*
11
. すべての恵みの贈り主である聖霊よ劣謙遜に劣そ
してつつましく生きることを教えてください劤*
12
. 溢れ出る恵みの宝庫である聖霊よ劣苦しみの価値
が理解できるように教えてください劤*
13. 尽きることのない恵みの宝庫である聖霊よ劣貴重
な時間を正しく過ごすことを教えてください劤*
14. 恵みの無尽蔵の宝庫である聖霊よ劣
愛の欠如劣高慢劣傲慢さから守勂てください劤*
15. 誰にも推し量ることのできない豊かな富を持つ聖
霊よ劣必要のない想像や考えをはねつけることを教えて
ください劤*
16. 豊かに賜物を下さる聖霊よ劣不必要な行動劣会話
を避けることを教えてください劤*
17. その豊かさで私たちのすべてを満たしてくださる
聖霊よ劣沈黙すること劣必要な時に口を開くことを教え
てください劤*
18. 永遠の愛である聖霊よ劣他の人に対して良い模範
となれるように教え導いてください劤*
19. 永遠に良い御者协おんもの卐である聖霊よ劣
良い行いのための粘り強さを与えてください劤*
20. 甘美な師である聖霊よ劣人々と正しく接すること
を教えてください劤*
21
. 霊魂の良き友である聖霊よ劣誰をも裁かないよう
に劣人の不正を思い起こさないように教え導いてくださ
い劤*
22
. 霊魂を喜びの光で照らす聖霊よ劣他の人が必要と
していることに気づき劣善い行いをおろそかにすること
がないように教えてください劤*
23. 貧しい者の父である聖霊よ劣私のあやまちを教え
てください劤*
24. 霊魂に奇跡を行なう聖霊よ劣完徳への道を注意深
く歩めるように導いてください劤*
25. すべてを見通す聖霊よ劣悪魔的な追跡から逃れる
ことを教えてください劤*
26. 全世界の未来を御存知である聖霊よ劣
肉の支配劣悪魔の支配から解放されるように助けてくだ
さい劤*
27. 私の未来をも御存知である聖霊よ劣私の家族劣友
人劣協力者劣そしてすべての人々へのあなたの御保護に
信頼を置きます劤*
28. 聖霊よ劣あなたの神なるおん助けによ勂て劣
神の栄光と誉れ劣霊魂の癒し劣神の御母の喜びを
生きることができますように劤そして劣私が役に立つ僕
协しもべ卐として死ぬことができますように劤
聖霊は賛美されますように!ア勖メン
http://suzumenouta.cocolog-nifty.com/blog/files/hl.geist%20rento.pdf

解放の祈り

注意・この祈りは私が個人的にドイツ語から訳したものです。ご了承の上ご使用ください。 ゲスマン和歌子
解放の祈り
主イエスキリストよ、あなたの尊い御血で私を封印してください。
あなたの尊い御血によって、あなたの尊い御血を通して、
すべての悪から私を解放し、隔離し、お守りください。
私の犯した罪を心の底から痛悔します。
主よ、どうか、悪事の原因となり得るあらゆることを私の中から追放してください。
いまだに私をつないでいるすべての鎖を断ち切り、あなたの尊い御血で、
私の内面も外面も清めてください。
主イエスキリストよ、私の霊、魂、心、理性、身体を、
そうです、私のすべてをあなたの尊い御血で封印してください。
私の家族を、家族のひとりひとりを、あなたの尊い御血で封印してください。
敵である悪魔の陰謀から、悪魔の共犯者とさらにその共犯者から、
私たちに危害を加える可能性のある人たちから、
また危害を加えたいと望む人たちから私たちをお守りください。
今日私たちが従事するすべての事柄、私たちと関係のある人々、
今日出会うすべての人々をあなたの尊い御血で封印してください。
また、私たちの兄弟とその家族、代子、代父、代母、親類縁者と知人、友人、
私たちの敵と私たちが思い浮かべるすべての人々、話題にするすべての人々、
祈る約束をしたすべての人々を、ことに正しい道から逸れてしまった人々を、
あなたの尊い御血で封印してください。そして、主よ、
どうぞ病人と苦しんでいる人々をあなたの尊い御血で封印してください。
私たちの家の内側と外側をあなたの尊い御血で封印してください。
各部屋を、部屋の中にあるすべての物を、同居しているすべての人を、
今日私たちの家を訪れるすべての人を、隣家の人々を封印してください。
司祭方があなたの霊に満たされますように、そして、命の本当の価値を
認識させてくれる「真理の霊」を伝えることができるように、
どうか、あなたの尊い御血で私たちの聴罪司祭を、
霊的指導者とすべての司祭を封印してください。
すべての修道者とあなたのために働くすべての人を
あなたの尊い御血で封印してください。アーメン

聖(せい)ファウスティナ


2000年の大聖年に教皇ヨハネ・パウロ2世によって列聖されたポーランドの聖女ファウスティナ。彼女がイエスの出現によって与えられた「神のいつくしみ」についての信心は、今の時代にとって、とても大切なものの1つではないでしょうか?
ご復活の主日の次の日曜日には、聖ファウスティナに現れたイエスの求めに応じて、「神のいつくしみの主日」を祝うことになっています。(日本では2001年から典礼暦に加えられました)
聖ファウスティナの生涯について、『聖ファウスティナの生涯』(いつくしみセンター発行)から一部分を抜粋してご紹介します。

ヘレナの誕生

1905年8月25日、ポーランドのグウォゴヴィエツという小さな村に、シスターファウスティナは生まれました。彼女の名前はヘレナ・コヴァルスカといい、10人兄弟の3番目でした。ヘレナ・コヴァルスカの家は貧しい農家で、父は農業以外に大工の仕事もしていました。彼女は子どものときから、農作業や家の雑仕事を手伝っていました。
ロシア統治下のポーランドでは学校は閉鎖されていたため、ヘレナはやっと12歳で学校に行くことができました。しかしヘレナはわずか2年間で学校生活を終えざるを得ませんでした。

人生の転機

1924年の7月、彼女は姉と一緒に、スタニスワフ教会の裏の公園で開かれたダンスに参加しました。そこで彼女は、自分の隣に、突然、イエスを見たのです。
「私は1人の姉とダンスに行きました。皆は楽しいひと時を過ごしているのに、私の魂は深い苦悩を感じていました。私は踊り始めた時に、突然、すぐ隣にイエスを見ました。イエスは苦痛でもだえ、衣類は引き剥がされ、体は傷で覆われていました。そのイエスは私に言いました。『いつまで私に忍耐させるのか、いつまで私を待たせるのか』と。その時、音楽は止まり、今まで一緒にいた仲間たちは私の視界から消えていました。そこにはイエスと私だけが残されていました。
私は大好きな姉のそばに座り、頭が痛いふりをしました。今、私の魂に起こったことを隠すために。しばらくして、私は姉や仲間たちに気づかれないようにそっとその場を立ち去り、スタニスワフ教会に向かいました。」(日記9)
ヘレナはご聖体の前にひれ伏し、主イエスに、次に自分が何をすべきかよく分かるように教えてくれるよう懇願しました。
「すると、『今すぐ、ワルシャワに行きなさい。あなたはそこで修道院に入るで しょう』という声を聞きました。」(日記10)

修道会に入るまで

やがてワルシャワに着き、ヘレナはいくつかの修道会の門を叩きましたが、どこも彼女を受け入れてくれませんでした。
ヘレナはある日、「あわれみの聖母修道女会」を訪ねました。修道院長のシスター・ミカエルは少し話した後、言いました。聖堂の主のところに行って、イエスが彼女を受け入れるかどうか聞いてきなさいと。ヘレナは喜んで聖堂に行き、素直に主に尋ねました。
「すぐに私は声を聞きました。『私はあなたを受け入れる。あなたは私の心のうちにある』
私が聖堂から戻った時、シスターは真っ先に聞きました。「主はあなたを受け入れましたか?」
わたしは答えました、「はい」と。
シスターは言いました、「主があなたを受け入れたなら、私も受け入れます。」」(日記14)

シスターファウスティナの誕生

1926年4月30日、ヘレナはベールと修道服を受けました。そして、Sister Maria Faustina(マリア・ファウスティナ)という修道女名が与えられました。当時の修道会の習慣で、彼女は修道女名に of the Most Blessed Sacrament(ご聖体の)を付け加えました。すなわち、Sister Maria Faustina of the Most Blessed Sacrament が正式名です。いつくしみのイエスと聖ファウスティナ

いつくしみの祭日(神のいつくしみの主日)

『私の娘よ、想像もつかない私の大きないつくしみについて全世界に伝えなさい。いつくしみの祭日はすべての人びと、特に哀れな罪人の逃れ場と隠れ場である。その祭日には私の優しいいつくしみの深淵が開く。私はいつくしみの泉に近づく人に大きな恵みを注ぐ。その祭日にゆるしの秘跡を受け、ご聖体を拝領する人は完全な罪と罰の赦しを得る。その祭日には、神の恵みが流れるすべての水門が開かれている。誰も私のもとに来るのを恐れてはならない、どんなに罪深くても』(日記699)

神のいつくしみのチャプレット(神のいつくしみへの祈りの花束)

いつくしみのイエス『この祈りをロザリオを用いて次のように唱えなさい。初めに主の祈り、アヴェ・マリアへの祈り、信仰宣言を1回ずつ唱えてから、主の祈りの珠のところで次の言葉を唱える。
「永遠の父よ、私たちと全世界のすべての罪のあがないのために、あなたの最愛の子、私たちの主イエス・キリストのおん体とおん血、ご霊魂と神性をみ前に捧げます」
聖母マリアへの祈りの珠のところで次の言葉を唱える。「イエスの痛ましいご受難によって、私たちと全世界にいつくしみを注いで下さい」
最後に次の言葉を3回唱える。「聖なる神、聖なる全能の神、聖なる永遠の神よ、私たちと全世界を憐れんで下さい」』(日記476)
イエスはさらにシスターに言いました。
『私が教えたこの祈りの花束を絶えず唱えなさい。この祈りを唱える人は誰でも、臨終の時に偉大な憐れみを受ける。司祭は、この祈りを最後の救いの希望として罪人に勧めなさい。最も罪深い人であっても、この祈りの花束を1回でも唱えれば、私の限りないいつくしみから恵みを受ける。私は、全世界に私の限りないいつくしみを知ってほしい。私のいつくしみに信頼する人びとに、想像もつかない恵みを与えたい』(日記687)
※ 詳細はこちらをご参照下さい >> 神のいつくしみのチャプレット

午後3時・いつくしみの時

『午後3時に、私のいつくしみを乞い願いなさい。特に罪人のために懇願しなさい。そしてほんの短い間でも私の受難、特に十字架上で見捨てられた私の孤独について黙想しなさい。この時間は、全世界のための偉大ないつくしみの時間なのである。あなたに、私の死ぬほどの悲しみを悟らせよう。この時間に、私の受難によって私に願う人を私は誰一人拒むことがない』(日記1320)
※ 詳細はこちらをご参照下さい >> 3時の祈り

いつくしみのご絵

『私はこの絵を崇敬する人は滅びないと約束する。さらに、この世で既に、また臨終の時に、敵を打ち負かすことも約束する。私は、その人を私の誉れとして守る』(日記48)

神のいつくしみを伝えること

『いつくしみを伝え、いつくしみに栄光を帰す人を私は全生涯にわたって守る。あたかも母親がその幼な子を守るように。さらに臨終の時には、私は裁きの審判者ではなく、いつくしみ深い救い主として来る。臨終の時に、人はいつくしみ以外に寄りすがるものはない』(日記1075)

使命の始まり

聖ファウスティナは自身の日記に次のように記しています。
「私の使命は、死と共に終わるのではなく、死と共に始まるのだと確信しています。疑っている人びとよ、私は、あなたたちに神の善についてよく分かっていただくために、天国の覆いを取り除きます。あなたたちがもう、不信の念によって、最愛のイエスのみ心を傷つけることがありませんように。神は、愛でありいつくしみなのです。」(日記281)
1938年10月5日、ゆるしの秘跡を受けた後、午後10時45分、聖ファウスティナは天に召されました。ファウスティナ自身が日記に記しているように、彼女の仕事が始まったのです。